はるやま、ハンガーや棚も“サステナブル”にこだわった「#サスビズプロジェクト」始動 業績回復の一手になるか(1/3 ページ)
はるやまが商事が「サステナブル」に着目した新たな取り組みをスタートさせた。商品だけでなく、販売資材までサステナブル素材を使用した「 TOKYO RUN SASTAINABLE BIZ (#サスビズ)」プロジェクトだ。
コロナ禍で大きな打撃を受けている紳士服業界。在宅勤務に適した商品を展開したり、実店舗とオンラインを融合させた店舗展開をしたりと回復に向けた取り組みを進めている。
このうち紳士服大手のはるやま商事は、近年注目が集まる「サステナブル」に着目した新たな取り組みをスタートさせた。商品だけでなく、販売資材までサステナブル素材を使用した「 TOKYO RUN SASTAINABLE BIZ (#サスビズ)」プロジェクトだ。
同社は、2019年に主力製品のひとつである「i-Shirt」から、500ミリリットルペットボトル約8本分の再生ポリエステルを使用した「ECO i-Shirt(エコ アイシャツ)」の販売を開始。同商品ではシャツ包装用プラスチック資材も廃し、シャツ1枚当たり約25グラムのプラスチックを削減した商品として展開していた。
このたび、商品のラインアップを広げ「#サスビズプロジェクト」として展開。1月21日には第1弾として、リサイクル素材を使用したビジネスウェア「TOKYO RUN×サスビズ セットアップ」「サスビズトリコットシャツ」を、「PerfectSuitFActory(P.S.FA)」の一部店舗で先行発売。2月1日からP.S.FAオンラインショップでの取り扱いを開始した。
20年春から展開する同社のオリジナルブランド「TOKYO RUN」。ドレススタイルに“スポーツウェア”が備える機能性を取り入れ、多様化するビジネスシーンに対応した商品を提案している。これまでに、テレワークや自宅でのリラックスシーンに対応した「TOKYO RUN らくティブスーツ」(上下セットで5280円〜)のほか、Tシャツやランドリーバッグをセットにした「TOKYO RUN ランドリースーツセット」(7900円)などを展開していた。
新たに発売したサスビズ セットアップは、生地の一部にリサイクルポリエステル「RENU」を使用。価格はジャケットが6490円、パンツは4290円と、上下あわせても1万円台で購入できるようにした。
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