学習塾「武田塾」運営元の林尚弘社長、違法賭博発覚で辞任:全国で400校舎以上展開(1/2 ページ)
学習塾「武田塾」を運営するA.verの林尚弘社長が同社の社長を辞任すると発表した。自身の違法賭博が発覚したため。林社長は同社社長に加え、武田塾の塾長職も辞任する方針を明らかにした。
学習塾「武田塾」を運営するA.ver(東京都文京区)の林尚弘社長は2月15日、自身の公式Twitterアカウントで同社の社長を辞任すると発表した。自身の違法賭博が発覚したため。林社長は同社社長に加え、武田塾の塾長職も辞任する方針を明らかにした。
同月14日ごろから、賭けポーカーの帳簿とみられるスクショ画像がTwitter上で出回っており、林社長の違法賭博への関与が疑われていた。出回っている画像によると、林社長は2021年11月、賭けポーカーを行っていたとみられる。
林社長は一連の疑惑についてTwitterで事実関係を認め「違法行為をしてしまったことは事実。教育事業を行う者として、受験生の大事な時期にこのような騒ぎを起こしてしまい、大変申し訳なく思っている」と謝罪した。ただ、同時に浮上していた脱税疑惑については「自信を持って潔白だ」と主張し、疑惑を明確に否定した。
運営元「現在、事実確認中。内容を確認次第改めてお伝えする」
運営元のA.verは同日、公式Webサイト上で林社長の投稿に関して「当社は、投稿内容について現在事実確認中です。内容を確認次第改めてお伝えする」とのコメントを発表した。
武田塾の生徒や関係者に対しては「受験合格を支援する教育事業を展開する企業として、皆さまのご期待に反する内容でお騒がせしてしまい、深くお詫び申し上げる」と陳謝した。
【編集履歴:2022年2月15日午後9時10分 運営元のA.verがコメントを発表したので加筆しました】
武田塾は「日本初!授業をしない」を基本スタイルに、市販の参考書を使って生徒の学力向上を図るのが特徴の学習塾。同社の公式Webサイトによると全国に400校舎をフランチャイズ展開しているという。
最新の決算状況は明らかになっていないものの、YouTubeチャンネル「フランチャイズチャンネル」の動画で林社長は、武田塾全体の年商が2020年2月末時点で約70億円あると発表している。
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