「DAZN for docomo」、月額3000円に値上げへ 4月18日以降の新規ユーザー対象:既存ユーザーの料金は据え置き
NTTドコモはスポーツ動画配信サービス「DAZN」を視聴できる「DAZN for docomo」の料金を、4月18日から月額3000円に値上げすると発表した。同日以降に加入した新規ユーザーが対象で、既存ユーザーの料金は据え置く。
NTTドコモは2月21日、スポーツ動画配信サービス「DAZN」を視聴できる「DAZN for docomo」の料金を、4月18日から月額3000円に値上げすると発表した。同日以降に加入した新規ユーザーが対象で、既存ユーザーの料金は据え置く。同サービスを巡っては2月22日以降、月額3000円への値上げを発表しており、ドコモ版のサービスもそれに合わせた料金改定を行う。
同サービスは主にNTTドコモのスマートフォンユーザーに提供中のサービス。2017年2月に提供を開始し、ドコモのスマホユーザーでなくても「dアカウント」があれば利用できるのが特徴だ。提供コンテンツも従来のDAZNと変わらない。現在の料金は月額1925円。約1.5倍の値上げとなる。
同社は、ドコモ回線にひも付けたユーザーを対象に月額1078円で同サービスを提供していたが、20年10月1日に料金改定を実施。現行の月額1925円としており、2度目の料金改定となる。
「既存ユーザーへの値上げは現時点では考えていない」
ただ、値上げ対象は4月18日以降に加入した新規ユーザーが対象。1078円のユーザー、1925円のユーザーともに料金は据え置く。一度解約し、再契約した場合も新料金を適用する。
ドコモは値上げの理由について「DAZNの料金改定に伴う値上げで、運営元と協議を重ねた結果」と説明する一方「既存ユーザーへの値上げは現時点では考えていない」と回答。「今後も多くのお客さまに幅広いスポーツコンテンツをお楽しみいただけるよう、機会の創出をしていきたい」とした。
関連記事
- 宇野昌磨選手と“りくりゅう”ペアの足元支えた国産ブレード 創業95年の老舗メーカーが挑んだ初五輪
メダルラッシュとなったフィギュアスケートで、宇野選手と“りくりゅう”ペアが着用したスケート靴のブレードは、愛知県内のメーカーが手掛けた国産品。従来の海外製ブレードよりも耐久性が強く、選手からは高い評価を得ている。開発の経緯などを聞いた。 - 「DAZN for docomo」は月額1925円のまま 理由は「答えられない」
スポーツ動画配信サービス「DAZN」の運営を手掛けるDAZN Japan Investmentが、NTTドコモ向けに提供中の「DAZN for docomo」の料金を据え置き、月額1925円のまま提供を継続すると発表した。同社は同日、月額3000円に値上げすると発表していたが、同サービスはその対象外となる。 - 「DAZN」を月額1100円で利用可能に KDDIが新セットプラン続々発表 ドコモに対抗か
KDDIは「DAZN」がセットになったデータ使い放題の料金プラン「使い放題MAX 5G/4G DAZNパック」を2月下旬以降に提供を始めると発表した。「使い放題MAX 5G/4G」に、追加で1100円支払うことで、DAZNを利用できるセットプラン。NTTドコモが提供中の「DAZN for docomo」への対抗プランとみられる。 - 「DAZN」、2月からの値上げを正式発表 1.5倍の月額3000円は「適正価格」と強調
「DAZN」の運営を手掛けるDAZN Japan Investmentが、月額料金の値上げを正式発表した。2016年8月のサービス開始以降、初めての料金改定となり、同社は2月22日以降、月額料金を従来の1925円から3000円とする。同社は同日に開催したオンライン会見で「3000円は適正価格」と強調した。 - DAZNの新戦略「DAZN JAPAN 2.0」の正体とは? NFT参入も示唆、会見から見えた“次の一手”
「DAZN」の運営元が新戦略の一部を発表した。会見では価格改定以外にも、幹部がNFT参入を示唆する場面もあった。会見内容を詳しく振り返る。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.