地上38階建ての「大阪梅田ツインタワーズ・サウス」が全面開業 高層部分にオフィスゾーン:3月24日開業(2/2 ページ)
阪神電気鉄道と阪急電鉄が、3月24日に大型複合ビル「大阪梅田ツインタワーズ・サウス」を全面開業すると発表した。
最新の照明や空調でオフィスワーカーが健やかに働ける共用空間へ
11階から38階の高層部分には、最新の設備を備えたオフィスゾーンを配置。1フロアあたりの貸室面積は約3500平方メートル、天井高2.9メートルの開放感あふれる大型オフィスとして整備した。入居テナントとして、ダイキン工業や東洋、エイチ・ツー・オー リテイリングなどが決定している。
オフィスゾーンは「つながる梅田の中心」「おもてなしサービスのあふれるビル」「ウェルビーイングを実感」の3つのコンセプトを掲げており、ひとりひとりのワーカーに快適なオフィス環境を提供する。
また、12階には入居企業のオフィスワーカー専用設備として、サポートフロア「WELLCO」を設置。栄養士監修の健康的な食事を提供する「カフェ」や、ミーティングから個人ワークまで対応可能な「ラウンジ&ワークスペース」、リフレッシュや運動不足の解消に利用できる「フィットネス」などの施設を提供し、多様性のある働き方をサポートする。
屋上広場などの共用空間を整備し、建物全体でオフィスワーカーが健やかに働くことができる環境を提供する。また、共用部や専用部の一部には、生体リズムに合わせて色温度や明るさを制御する「サーカディアンリズム照明」や、温度ムラのない空間をつくる「ふく射空調」などを導入する。
さらに11階には、道路上空の空間を活用した大小2つのホールと、ホワイエからなる約4000平方メートルの「梅田サウスホール」を整備。ビジネス情報発信の場として、国際競争力の強化も目指すとしている。
そのほか、百貨店の外壁を覆うパネルの間には「梅田木立」をコンセプトに、六甲山系・淀川水系に自生する植栽を配置。夜間にはライトアップし、時の移ろいや自然を感じる街並みを表現した。
なお、本建物の開業に伴い、4月1日には、阪急 うめだ本店が入居する梅田阪急ビルを「大阪梅田 ツインタワーズ・ノース」に改称。近接する両ビルを「大阪梅田ツインタワーズ」と総称するとしている。
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