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Z世代が関心のある社会課題、2位「長時間労働」、1位は?:連合調査(1/2 ページ)
日本労働組合総連合会(連合)がZ世代を対象に行った調査によると、15〜29歳が最も関心のある社会課題の2位は「長時間労働」だった。1位は?
日本労働組合総連合会(連合)は、Z世代の社会運動について調査を実施した。その結果、社会人を含む15〜29歳が最も関心のある社会課題は「いじめ」で、次いで「長時間労働」「自殺問題」であることが分かった。
関心のある社会課題の分野1位は「経済・社会」
社会課題への関心は、「ある」が87.0%、「ない」が13.0%。年齢層別にみると、関心のある社会課題がある人の割合は、15〜19歳が92.2%、20〜24歳が86.8%、25〜29歳が82.0%。Z世代の中でも、特に10代の関心の高さが浮き彫りとなった。
関心のある社会課題の分野1位は「経済・社会」(40.6%)。次いで「教育」「人権」(各37.3%)、「ジェンダー平等」(34.7%)、「労働」(33.7%)と続いた。
関心のある社会課題を分野ごとにみると、経済・社会は「医療・社会保障(年金問題含む)」(15.1%)、教育は「いじめ」(20.7%)、人権は「自殺問題」(16.7%)、ジェンダー平等は「ジェンダーにもとづく差別」(16.3%)、労働は「長時間労働(ワーク・ライフ・バランス)」(18.7%)、健康は「高齢化問題(介護問題含む)」(13.2%)、環境は「エネルギー資源(再生可能エネルギーの活用含む)」(7.3%)、平和は「戦争・紛争・テロ」(9.9%)がそれぞれ最も高くなった。
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