フィリップ モリス ジャパンは3月8日、加熱式たばこの新型「IQOS ILUMA ONE(イルマ ワン)」を発売した。希望小売価格は3980円。
今回の発売によって、日本で販売されるIQOSイルマ シリーズは、IQOS イルマ プライム(1万2980円)、IQOS イルマ(8980円)、IQOS イルマ ワンの3機種となる。プライムやイルマに比べて新商品の安さが際立つ。
同社のシェリー・ゴー社長はITmedia ビジネスオンラインの取材に応じ、「利便性や価格面など顧客からのフィードバックをもとに常に商品を改善してきた。新商品には自信を持っている」と語った。
IQOS イルマ ワン
IQOS イルマ ワンは、他のIQOS イルマ シリーズと同様、新技術スマートコア・インダクション・システムを搭載。たばこ葉を燃焼させず、内側から加熱する仕組みとなっている。同技術を搭載し、ブレードをなくしたことによって使用後のクリーニングを不要に、かつ20本の連続使用を可能なデバイスとした。また、IQOS イルマ ワンは持ち運びに便利なコンパクトモデルであり、価格も3980円と3機種の中で最も安価に設定した。
本体カラーは5色展開(ペブルベージュ、ペブルグレー、モスグリーン、アズールブルー、サンセットレッド)で、スリーブなどのアクセサリーによるカスタマイズも可能としている。
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