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ファミマ、プラ製フォークやスプーンの配布を休止する実証実験を開始:マイカトラリーの利用促進を目指す
ファミマはプラ製フォークやスプーンの配布を休止する実証実験を実施する。プラスチック削減に向けた取り組みの一環。プラ製のフォークやスプーンの配布を休止し、竹製のマイカトラリーセットを販売する。
ファミリーマートは3月9日、プラスチック製フォークと先割れスプーンの配布を休止しする実証実験を開始すると発表した。プラスチック削減に向けた取り組みの一環。
プラスチック製のフォークやスプーンといったカトラリーの配布を休止する代わりに、竹製のマイカトラリーセットを販売する。お客のマイフォーク、マイスプーンの利用促進や、箸などの代替品への移行を目指す。
実証実験は3月10日から、都内10店舗で実施する。実施期間は約1カ月を予定している。全店で同様の取り組みが実施された場合、プラスチックの使用量は年間で約260トン削減される見込みだという。
コンビニ業界ではセブンやローソンが環境配慮型のスプーンやフォークを導入するなど、脱プラスチックの動きが加速している。同社も2021年5月から穴開きフォーク、スプーンを導入するなど、プラ削減への取り組みを強化している。4月のプラスチック資源循環促進法施工に向けて、コンビニ大手3社の動向が注視される。
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