ワークマン、通年用作業服「PROCORE」シリーズにサマー版4製品を投入 狙いは?(2/2 ページ)
販売予定は通年製品120万着に加え、サマー版43万着の計163万着とのこと。
「PROCOREワークシャツ」シリーズ
ワークシャツとしては「PROCORE ヘビーウェイト半袖ワークシャツ」1900円、「PROCORE CORDURA 半袖ワークシャツ」1900円の2製品を用意。2製品で6.5万着の販売を見込む。
「WindCore PROCORE」シリーズ
ファンが付いた「WindCore PROCORE」シリーズは「WindCore PROCORE ベスト」3900円(ファンとバッテリーは別売)、「WindCore PROCORE ハーフパンツ」2900円 (ファンとバッテリーは別売)の2製品。2製品で3.5万着の販売を見込む。
ワークマンは機能性の高いG-Nextシリーズ汎用作業服を7種類展開して、各製品とも年間40〜60万着を販売している。ベーシックデザインで普及価格の作業服では業界で圧倒的なシェアを取っている。
G-Nextシリーズの汎用作業服ではカバーできなかった若い作業客の取り込みのため、21年からタフなカッコよさを追求するStylish作業服のPROCOREシリーズを本格投入した。同社はStylish作業服には社内に知見がなかったので、 職人経験のあるアンバサダーの山下幸一さんの提案を「丸呑(の)み」して開発したという。
一方、最近ワークマンは作業客から「女性客が多く店舗に入りにくい 」との声も上がっていた。本業回帰と若手作業客取り込みの切り札としてPROCOREシリーズを投入した。PROCOREシリーズを全面的に打ち出して若手作業客の来店を狙った新業態店「WORKMAN Pro」板橋前野本通り店は21年12月の開店以来、若い作業客でにぎわっているという。
通年のPROCOREシリーズの人気化と「WORKMAN Pro」店の成功もあり 、「今回はPROCOREシリーズのサマー新製品を大量投入してStylish作業服市場でもダントツのシェアを取りにいきます」と同社はコメントしている。
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