“令和的”共働き夫婦は「ダブルス夫婦」が定番に 「献身ママのワンオペ夫婦」との違いは?:個人の時間も大切に(1/2 ページ)
ジェイアール東日本企画が運営するイマドキファミリー研究所が、家庭生活の運営におけるパパとママの関係性を分析し、結果を公表した。
仕事に役立つ調査データ:
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総務省統計局が発表した2020年労働力調査によると、夫婦と児童からなる世帯の共働き率は71.1%を占め、増加の一途を辿っている。令和時代の共働き夫婦は、家庭運営でどのような役割分担をしているのだろうか。
ジェイアール東日本企画(東京都渋谷区)が運営するイマドキファミリー研究所が、家庭生活の運営におけるパパとママの関係性を分析。令和的共働き夫婦のパターンとして、「ダブルス夫婦」「主役ママと裏方パパ」「献身ママのワンオペ夫婦」の3つに分けられると指摘する。
個人の時間も大切にするダブルス夫婦
「ダブルス夫婦」は、家事育児でお互いをフォローし、自分が楽しむことも忘れない夫婦のことを指す。夫婦2人で家庭運営を行い、その役割分担にも満足しているという。構成比は20.0%と3タイプの中では最も少ないものの、同研究所は「令和的共働きパパママの新定番スタイルになっていくのでは」と指摘する。
同研究のこれまでの調査で、夫婦間の意識にギャップがあり、ママに家事育児が偏りがちであることが判明している。しかしコロナ禍を経て、パパの家事・育児参加率も増加傾向にあり、その中でも従来は実施率が低めだった「育児」にもパパが積極的に参加する共働き夫婦が、比較的若い層に見受けられるようになったという。
ダブルス夫婦は、それぞれの年齢が比較的若く、他の分類では参加率が低い「子ども関連行事への参加」(42.8%)も高い。パパが積極的に育児に参加しており、家事育児はどちらか一方ではなく2人の役割として捉えている点を特徴としてあげる。
また、「休日は自分の時間を作って楽しみたい」(60.0%)という傾向もあり、サポートし合うことで「親」としての役割に縛られすぎず、お互いの「個」としての時間も尊重しているという。さらに「配偶者は頼れるパートナー」(81.7%)という意識も非常に高い。
同研究所は「今年4月より段階的に施行される育児・介護休業法の『産後パパ育休(出生時育児休業)』によって男性の育児参加が促進されれば、ダブルス夫婦が今後ますます増加するのでは」と指摘している。
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