車の渋滞、若者ほど「イライラしない」多く ”車内カラオケ”など娯楽と親和性高い?:日本トレンドリサーチ調査
日本トレンドリサーチは、グーネット中古車と共同で「車の渋滞」に関するアンケートを実施。30代以下の34%が渋滞に巻き込まれても「イライラしない」と回答した。
NEXER(東京都豊島区)が運営する日本トレンドリサーチは、中古車販売を手掛けるグーネット中古車と共同で「車の渋滞」に関するアンケートを実施した。その結果、30代以下の34%が渋滞に巻き込まれても「イライラしない」と回答。一方で、年代が上がるほど渋滞時にイライラする人が増える傾向が見られた。
最初に、車の運転時に渋滞に巻き込まれるとイライラするかどうか尋ねたところ、「はい」と答えたのは60代以上の76.7%が最も多い結果となった。
一方「いいえ」と答えたのは30代以下の34%が最も多く、年代が上がるほど渋滞時にイライラする人が多い傾向が見られた。
イライラする理由については「アクセルとブレーキを繰り返すだけで疲れる」(50代男性)、「景色が変わらないのもつまらない」(40代女性)、「予定が狂うことが嫌」(60代男性)――などの意見が寄せられた。
一方、イライラしないと回答した人の理由は、「同乗者と会話したりいろいろできることはある」(20代男性)、「同乗者とゲームなどをして過ごすことが多いため」(20代女性)――などの声があった。
実際に、渋滞時に車内で過ごし方を「工夫している」という回答も全体の35.2%に及んだ。具体的には「好きな曲を流してカラオケさながらに歌う」(30代女性)、「前の車のナンバーなどを見て数字遊びをする」(30代男性)、「音楽とお菓子を常備しておく」(40代女性)――などが挙がった。
音楽やゲーム、会話といった回答が目立ち、長時間いる車内は、娯楽との親和性が高いのかもしれない。
このほか、渋滞回避のために工夫しているかどうか尋ねた質問では、43.7%が工夫していると回答。ラジオで渋滞情報を確認したり、迂回ルートを事前に確認したりする――といった回答が目立った。
調査は「車の運転をする」と回答した全国の男女600人を対象に、3月23〜25日にインターネットで実施した。
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