仕事に役立つ調査データ:
消費者の傾向、若者の価値観、働き方の変化――このコーナーでは、ビジネスパーソンの働き方や企業の戦略立案に役立つようなさまざまな調査データを紹介していく。
子どもが喜ぶ外食チェーンはどこだろうか。中学生以下の子どもをもつ親に聞いたところ、「マクドナルド」(141人)と答えた人が圧倒的に多いことが、ARINA(仙台市)の調査で分かった。
「マクドナルド」と答えた人からは「マクドナルドのポテトがとても好きだから」「おまけのおもちゃが凝っているから」「ハッピーセットが大好きだから」といった声があった。
2位は「サイゼリア」、以下「ガスト」「ココス」「すき家」「王将」「モスバーガー」と続いた。「サイゼリア」を挙げた人からは「ドリンクバーの種類が豊富だから。きれいな絵が飾られているから」「価格が安いのでいろいろなものを食べられ、子どもが好きなものが多いので」などの意見があった。
3位の「ガスト」については、「お子様ランチがあってドリンクバーもあるから」「ガストのキッズハンバーグプレートが大好きだから」、4位の「ココス」については、「イメージキャラクターがドラえもんなのとお肉がおいしいから」「お誕生日サービスのあるココスに行きたがる」といった声が寄せられた。
この結果について、ARINAは次のようにコメントしている。「コロナ禍で外食産業が劣勢をしいられる中、マクドナルドが圧倒的な人気で1位だった。子どもたちからは、フライドポテトとおもちゃ付きのハッピーセットが特に支持されており、他店とは明確に差別化されていた。2位以降のファミリーレストランは、安価でメニューが豊富であること、キッズプレートやアニメキャラクターとのコラボなど子ども心にささる要素が多くあることが分かった」
インターネットを使った調査で、中学生以下の子どもをもつ親200人が回答した。調査期間は3月2〜3日。
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