イオンがアウトドア商品を強化 キャンプ需要に応え、品ぞろえ1.5倍に:昨年度の売り上げは前年比約120%と好調
イオンリテールはPB「ホームコーディ」のアウトドア関連商品を強化する。品ぞろえを1.5倍に拡充し、売り上げも150%達成を目指す。食品は衣料品などと組み合わせ、売り場を跨いで商品を売り出していく。
イオンリテールは4月12日、コロナ禍で高まったキャンプ需要に応え、アウトドア商品の品ぞろえを1.5倍に増やす方針を発表した。プライベートブランド「ホームコーディ」を強化し、「イオン」「イオンスタイル」(一部店舗によっては取り扱いがない場合もあり)やWebサイト「イオンスタイルオンライン」で販売していく。
同社のアウトドア用品の売り上げは前年比約120%と好調だ。密を避けて自宅で気軽に行う「ベランピング」や庭や公園にチェアを置き、屋外で食事やコーヒーを楽しむ「チェアリング」など、アウトドアの楽しみ方が広がっていることに着目し、商品を強化していく。ホームファッション商品部長の山田高政氏は「21年に好調だった調理用品に加え、宿泊用品、チェア、テーブルも拡充し、前年比売り上げ150%を目指す」とコメントした。
ターゲットはアウトドア初心者と女性に設定する。気軽にアウトドアを楽しめるような価格設定にした。
新発売の「ホームコーディ アームチェア」は1408円、「ホームコーディ ロースタイルチェア」は4378円で提供する。
「食品や衣料品など幅広く商品を展開しているため、売り場をまたぎ、商品を組み合わせて展開できることがイオンの強みだ」と山田氏。別ジャンルの商品とアウトドア商品を掛け合わせて、コーディネートできる点を押し出していく。食品では「冷凍焼鳥串」を20年から展開しており、BBQやアウトドア需要に応えている。
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