ニトリ・イケア・無印……どのアプリが人気? 家具・インテリア購入は店舗よりオンラインが主流に(2/2 ページ)
スパコロは、全国20〜69歳に「OMO実態調査 家具店編」を行った。家具・インテリア関連のアプリで最も高い認知率と利用率だったのは……?
家具・インテリア購入検討時にしている行動は?
家具・インテリアの購買に関わる行動割合の変化について、コロナ禍前から減少したのは「店頭で家具・インテリアを試す」(コロナ禍前29.7%、現在25.6%)、「店頭で店員に家具・インテリアについて相談する」(同18.9%、14.9%)、「オーダーメイド家具店で店員に相談する」(同13.7%、10.4%)だった。
一方増加したのは、「ECサイト・ネットで情報をチェック」(同24.4%、35.1%)、「アプリ・サイトでバーチャル体験を行う」(同9.6%、13.7%)という結果となった。コロナ禍を経て、家具・インテリアを購入しようとする際に取る行動の1位は「ECサイト・ネットで情報をチェック」となり、家具・インテリア購入のきっかけはリアルからオンラインへ変化していることが伺えた。
家具・インテリアに関する情報源は?
現在、家具・インテリアに関わる情報はどんなところからキャッチする人が多いのか。
全体で最も多かったのは「通販サイト・アプリ」(17.4%)、次いで僅差で「家具メーカー/ブランドのサイト・アプリ」(16.2%)、「インテリア・家具情報サイト・アプリ」(15.5%)、「テレビCM」(11.3%)、「実店舗」(11.2%)であった。
年代別では、全世代で「家具メーカー・ブランドのサイト・アプリ」が上位にランクインし、20〜40代では「Instagram」が、40〜60代では「実店舗」が、50〜60代では「テレビCM」が上位の情報源であることが分かった。
スパコロは、「今後もスマホで利用できるコンテンツが重要な情報接点となりそうだ。メーカー・小売店は自社のサイト・アプリなどを活用して消費行動を定期的に観察し、時世にあった情報伝達経路、購買経路へと顧客コミュニケーション強化する必要がある」と分析した。
調査は全国の20〜69歳を対象に、インターネットで行った。調査日は2022年3月18日、有効回答数は1980人。
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