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吉野家、開発期間10年の「親子丼」発売 幹部の「生娘をシャブ漬け戦略」発言でPR自粛(2/2 ページ)
吉野家が「親子丼」の販売を全国の店舗で始めた。2012年に販売していた商品を、10年の開発期間をかけて復活させた。ただ、伊東正明常務の外部講演会での不適切発言を受け、広報活動を自粛。同日に予定していた発表会も中止した。
発表会とテレビCMの放映中止
当初は発売に合わせて、都内で発表会を開催するとともに、タレントの藤田ニコルさんを起用したテレビCMを放映予定だったものの、伊東常務が早稲田大学の社会人向け講座(計29回、受講料38万5000円)で若手女性向けの自社戦略を「生娘をシャブ漬け戦略」と表現し、批判を受けたことで軒並み中止した。
受講者とみられる人物のSNS投稿によると、伊東常務は他にも「田舎から出てきた右も左も分からない若い女の子を無垢・生娘な内に牛丼中毒にする。男に高い飯を奢って貰えるようになれば、絶対に食べない」などと発言したことが明らかになっている。
同社は「講座内で用いた言葉・表現の選択は極めて不適切で、人権・ジェンダー問題の観点からも到底許容できるものではない。発言内容および皆さまにご迷惑とご不快な思いをさせたことに深く反省する」とのコメントを発表し、謝罪。伊東常務の処遇についても「社内規定に則って当人への処分を含め厳正に対応を進めていく」としている。
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