「パワハラを受けた」女性は46.6%、加害者は?:セクハラ被害は25.4%
職場でセクハラやパワハラを受けたことがある人は、どのくらいいるのだろうか。全国の女性に聞いたところ……。
職場でセクハラやパワハラを受けたことがある人は、どのくらいいるのだろうか。全国の女性に聞いたところ「パワハラを受けたことがある」と答えたのは46.6%、「セクハラを受けたことがある」は25.4%であることが、しゅふJOB総研の調べで分かった。「ハラスメントを受けたことがない」と答えたのは27.8%。
一方、職場でハラスメントの加害者になったことがある人は、どのくらいいるのだろうか。「何らかのハラスメントをしたことがあるかもしれない」と答えたのは20.2%、「パワハラをしてしまったことがある」は2.5%。「ハラスメントをしたことはない」と回答したのは77.0%だった。
この結果について、しゅふJOB総研の川上敬太郎研究顧問は「職場の中では、残念なことに日々さまざまなハラスメントが発生している。セクハラ被害の経験者は25.4%、パワハラ被害の経験者は46.6%。その一方で、実際にハラスメントの加害者かどうだったかは別にして、ほとんどの人が自らをハラスメントの加害者だとは認識していないようだ」とコメントした。
2020年から大企業にパワハラ防止措置が義務化され、この4月からは中小企業にも導入されることについて、知っている人はどのくらいいるのだろうか。「知っていた(詳しく+ある程度)」と答えたのは29.4%。法律による防止措置の義務化でパワハラは「減少する(大いに+少し)」と回答したのは39.2%だった。
インターネットを使った調査で、求人サイト「しゅふJOB」に登録している女性684人が回答した。調査期間は3月23〜30日まで。
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