ニュース
NTTとサンリオ「ハローキティロボット」開発 一番の特徴は「声」:サンリオからの提案で(2/3 ページ)
NTT東日本とサンリオは4月21日、共同で開発した「ハローキティロボット」を発表した。法人向けのコミュニケーションロボットで、一番の特徴は「声」。どんな活用方法があるのか?
NTT東日本の増澤俊也氏(ビジネス開発本部第三部門長)は「(ハローキティロボットの前身となる)Sotaは、介護施設でのレクリエーションの補助からスタートしました」と振り返る。
「その後、コロナの感染拡大に伴い、非接触非対面な受け付け業務や検温のニーズがありました。今回、サンリオのハローキティという親しみがあり、愛されているキャラにご一緒していただくことで、利用者やファンの広がりを期待しています」と意気込みを語った。
ハローキティロボットの機能は?
ハローキティロボットの主な機能は、プレゼンテーション、施設などでの案内、検温、オフィスの受付、レクリエーション、プログラミング学習の6つ。
プレゼンテーション機能では、MicrosoftPowerPointと連携。スライドのノート欄に書き込むことで、セリフや動きを自由に設定。スクリーンに接続して、プレゼンテーション発表をする。複数台(最大5台)での掛け合いの発話にも対応した。
施設などでの案内は、タブレットと連携して画面と声の双方から行う。会話のデータの蓄積・分析を基に、より利便性の高いものにアップデートできるようにした。
NTT東日本の増澤氏によると「自動で対話内容を学習するものではなく、ハローキティロボットと利用者の会話内容を人が確認しながら、手動で充実させていく」ものだと説明。今後、自動化は検討するものの「キティの特性を考えて対応していく」と話す。
関連記事
- 給与と労働時間、どちらを優先? 日立とパナソニックの「週休3日」は全く違う
連日「週休3日」が話題になっている。日立製作所とパナソニック ホールディングスが相次いで2022年度中の導入を検討していると発表したことがきっかけだ。しかし、日立とパナソニックの「週休3日」は全く異なるものだ。どういうことかというと……。 - ラーメン業界に黒船来航! 約90秒で「アツアツな本格ラーメン」を作る自販機がすごい
JR東京駅、羽田空港、首都高芝浦パーキングエリアで、ラーメン自販機「Yo-Kai Express」の設置が始まった。いったい、どんな自販機なのか? CEOが話す強みや戦略は? - 全国15棟のドーミーインで、「ホテルに暮らす」サブスク提供 狙いは?
共立メンテナンスは3月31日、ホテル暮らしのサブスクサービス「goodroomホテルパス」内で、新たにドーミーイン14棟のマンスリープランの提供を始めた。従来の宿泊だけではない、「ホテルに暮らす」「ホテルで仕事する」といった需要を狙う。 - #あれ実は私なんです──QRコードの開発秘話と、その知られざる実力とは
Twitterで、デンソーウェーブの公式アカウントが「#あれ実は私なんです」「QRコードを開発しました。」とツイートをし、話題になっている。毎日のように見かけるQRコードの開発秘話や、意外と知らない活用用途とは? 担当者に話を聞いた。 - 22年度新入社員に向けた、経営者の熱い言葉──トヨタ、ソフトバンク、ファミマなど
4月1日、多くの企業が入社式を行った。コロナ禍で迎える3回目の春。新入社員に向けて、各社の経営者は何を伝えたのか。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.