NTTとサンリオ「ハローキティロボット」開発 一番の特徴は「声」:サンリオからの提案で(3/3 ページ)
NTT東日本とサンリオは4月21日、共同で開発した「ハローキティロボット」を発表した。法人向けのコミュニケーションロボットで、一番の特徴は「声」。どんな活用方法があるのか?
検温機能では、検温の呼びかけや測定結果を声で案内する。検温時にマスクをしていない利用者へのマスク着用の声かけや、管理者への検温結果の通知も設定できるようにした。
オフィス受付では、来訪者の案内、受付を行う。担当者への呼び出し通知や、来訪者への伝言機能を備えた。
レクリエーション機能としては、会話、体操、ゲーム、歌、紙芝居など200コンテンツを搭載。映像と合わせて、レクリエーションの司会・進行をハローキティロボットが担う。
プログラミング学習機能では、3種類の学習ツールを用いて小学校低学年〜中学生向けの学習を提供する。プログラミングにより自由にハローキティロボットを操作できるようにした。
今後の展開
ハローキティロボットの事業は今後、さらなる拡大を検討する。
NTT東日本の増澤氏は「当社は別事業として、スマートストアの実証実験を行っています。今回のハローキティには注文・決済などの機能は搭載していませんが、今後お客さまからのご要望を伺いつつ、必要があればチャレンジしていきたいです」と展望を話す。
サンリオの門本氏も「法人向けから始めますが、今後、家庭に1台いやし系のロボットが喜ばれるのではないかと思いますので、ぜひ(個人利用のものも)開発していきたいです。また、現状は日本語のみへの対応ですが、言語は増やして海外のお客さまにも対応したいと思います」と説明する。
さらに他のサンリオキャラクターへの拡大や、施設や季節に合わせたコスチュームの利用も前向きに検討するとした。
【※編集履歴 2022年4月22日午前12時08分:記事初出時、サンリオ門本洋一郎氏の氏名に漢字誤表記がありました。お詫びして訂正いたします】
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