名刺管理のEight、転職などキャリアフォーカスに刷新
Sansanは4月22日、個人向けの名刺管理アプリ「Eight」をキャリアプロフィールアプリに変更させていくことを明らかにした。転職時のEight利用や、企業が採用時にEightを使うことを促していく。「名刺を捨てるわけではないが、キャリア機能にフォーカスしていく」
Sansanは4月22日、個人向けの名刺管理アプリ「Eight」をキャリアプロフィールアプリに変更させていくことを明らかにした。転職時のEight利用や、企業が採用時にEightを使うことを促していく。「名刺を捨てるわけではないが、キャリア機能にフォーカスしていく」(Eight事業部事業部長の塩見賢治氏)
Eightはサービス開始から10周年に当たる。登録ユーザー数は305万人に達し、コロナ禍で一時減少したアクティブユーザー数もコロナ前まで回復してきている。
売上高も堅調に増加しているが、その内訳を見ると、有料課金サービスの売り上げは四半期ベースで7100万円程度と横ばいが続いている。一方で拡大しているのが、法人向けサービスだ。Eightユーザーへの広告配信、ビジネスイベントなど複数のサービスがあるが、ニーズが高まってきているのが採用サービスの「Eight Career Design」だという。
「いままでやってきているサービスを止めることはないが、順調に拡大しているキャリアデザインを伸ばしていきたい。キャリアのほうがニーズが高いと考えている」(塩見氏)
これまでは企業が転職候補者に連絡するダイレクトスカウトが中心だった。今回、Eightアプリ内にキャリアタブを設け、ユーザーのキャリアアップにつながる情報などを掲載していく。「今回キャリアタブがリリースされ、ユーザーが主体的に動くようになるので、プランも拡張していく」( Eightキャリア&ソリューション部の小川泰正部長)考えだ。
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