大和ハウス、「メタバース住宅展示場」公開 オンラインを活用した販売強化
大和ハウスが、アバターを用いて仮想空間上の住宅展示場を自由に見学できる「メタバース住宅展示場」を4月28日から公開する。
大和ハウスが、アバターを用いて仮想空間上の住宅展示場を自由に見学できる「メタバース住宅展示場」を4月28日から公開する。同社によると、同様の取り組みは業界で初という。SNSの普及やコロナ禍で住宅展示場への来場者数が減少する中、オンラインを活用した戸建住宅の接客や販売を強化する。
「メタバース住宅展示場」は、同社が運営するWebサイト「LiveStyle PARTNER(リブスタイル パートナー)」の登録者限定で公開する。2021年10月から運用しているリブスタイル パートナーは、Web上で「家づくりタイプ診断」を行った上で、利用者の興味関心がある家づくり情報を提供するサービス。
Webサイトを通じて資料請求や情報収集する人が増加する中、建築・デザイン事例の紹介や家づくりや暮らし方に役立つコラム、住宅展示場を360度動画で閲覧できる「おうちVR展示場」といったコンテンツを展開してきた。
メタバース住宅展示場では、スマートフォンやタブレット、パソコンから簡単に見学できることに加え、同社の担当者がアバターとなり、仮想空間上の住宅展示場内を案内する。
また、アバターを用いて利用者同士での会話もできるほか、ヘッドマウントディスプレイを装着して見学した場合は、実際の住宅展示場にいるかのような臨場感も体験可能とした。
メタバース住宅展示場では、同社の主力商品「xevoΣ(ジーヴォシグマ)」、Web限定の戸建住宅商品「Lifegenic」、木造戸建住宅商品「Lifegenic W(ライフジェニックダブリュー)」の見学を可能とする。
地面から屋根の上までさまざまな角度から見学できるほか、子どもやペットの視点といった、実際の展示場ではできない見学方法も可能となる。また、利用者の好みに合わせて床や壁紙・天井などの色や素材、インテリアなども瞬時に切り替えることが可能だ。
さらに、メタバース住宅展示場内のテレビやスクリーンを使用し、画面も共有できるため、資料やカタログなどを用いた説明や、動画の視聴も可能となる。同社は「今後もリアルとデジタルを融合した理想の家づくりをサポートしていく」としている。
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