「家の広さ」または「駅からの距離」 家探しで多いのは?:価格や間取りを重視
家を探す際、どんなことを大事にしている人が多いのだろうか。過去1年以内に住宅購入を検討した人に聞いた。
仕事に役立つ調査データ:
消費者の傾向、若者の価値観、働き方の変化――このコーナーでは、ビジネスパーソンの働き方や企業の戦略立案に役立つようなさまざまな調査データを紹介していく。
家を探す際、どんなことを大事にしている人が多いのだろうか。過去1年以内に住宅購入を検討した人に聞いたところ「価格」(55%)が最も多く、次いで「部屋数・間取り」(45%)、「通勤の利便性」(39%)であることが、リクルートが運営するSUUMOリサーチセンターの調査で分かった。
4位は「近隣の生活利便性」(37%)、以下「建物・室内の広さ」(36%)、「耐震性能」(33%)、「断熱性能」(28%)、「住まいに資産性があるか」(25%)、「建物の新しさ(築年数)」(24%)という結果に。2020年の調査結果と比べて「太陽光発電等の再生可能エネルギーの利用」がやや増え、「近隣の生活利便性」「耐震性能」はやや減少した。
家の広さと駅からの距離、家を購入するのであればどちらを重視している人が多いのだろうか。「広さ」と答えたのは48%に対し、「距離」は35%。前回の調査結果と比べて、広さは1ポイント増え、距離は3ポイント減少した。
「広さ」答えた人が多いのは、エリア別では「東海」、年代は「20代」。「距離」と答えた人が多いのは、エリア別では「仙台市」、年代では「30代」が目立った。
勤務先からどのくらいの距離の家を検討しているのかを聞いたところ、「徒歩・自転車で15分以内」「公共交通機関利用で60分以内/公共交通機関利用で60分超」(いずれも30%)が多い。
インターネットを使った調査で、過去1年以内に住宅購入を検討した20〜69歳の男女2655人が回答した。調査時期は21年12月。
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