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JR東海、リニア工事で静岡県に具体案 大井川に水を戻す（2/3 ページ）
JR東海は、プレスリリース「中央新幹線南アルプストンネル工事における県外流出量を大井川に戻す方策などについて」を発表した。
県外流出量と同量を大井川に戻す方策
県外流出量と同量を大井川に戻す方策としては、山梨県側、長野県側それぞれの具体案を示している。
山梨県側の案としてはAとBの2案を出した。A案では、山梨県内で発生するトンネル湧水を先進坑貫通後に大井川に戻す方策を示している。大井川に水を戻す時期は先進坑貫通後になるものの、渇水期に重点を置いて実施することも可能な案だという。
B案は工事の一定期間、発電のための取水を抑制し、大井川に還元する方策だ。山梨県への流出と同時期に実施することが可能な案だという。
また、長野県側の案では、工事の一定期間に静岡県から長野県へ流出するトンネル湧水量についても、以上の案をもとに検討を深め、関係者と協議をしていくという。
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