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GW前半の個人消費金額は平均1万9125円、昨年はどうだった?:値上がりしたと感じるモノ
マクロミルは消費者定点観測データを元に、ゴールデンウイーク前半までの消費動向を取りまとめた。その結果
マクロミル(東京都港区)は消費者定点観測データ「Macromill Weekly Index」を元に、ゴールデンウイーク(以下、GW)前半までの消費動向を取りまとめた。その結果、「外食」「パン」「牛乳・乳製品」「菓子」の値上がりを実感した人が多いこと、昨年より個人消費金額が増加していることがうかがえた。
1カ月前と比較し、値上がりしたと感じる品目
1カ月前と比較し、値上がりしたと感じる品目について確認したところ、「パン」「牛乳・乳製品」「菓子」「外食費」を挙げた人が目立った。「ガソリン」については価格高騰中ではあるものの、“販売価格が高止まりする”という見方があるためか値上がり実感が低下していた。
身の回りの景気判断
コロナ禍におけるGWの状況を振り返ると、2020年は緊急事態宣言下、21年は県をまたぐ移動の自粛が全国的に呼びかけられていた。3年ぶりに行動制限がなかった22年のGW前半は生活者の値上がり実感が上昇しているものの、生活者の身の回りの今と今後の景気の良し悪しを聞く“景況判断”は上向きに変化する兆しが見られた。
1週間の個人消費金額
1週間の個人消費金額を見ると、GW前半(4月29日〜5月5日)は平均1万9125円だった。GW前半の個人消費金額は3年ぶりに1万9000円台に回復し、昨年と比べ約3000円高い結果となった。また「国内旅行」に行った人の割合は、前年の約2倍に。
当調査は全国20〜74歳の男女を対象に、インターネット調査にて実施。調査日時は毎週水曜日とし、1000サンプルをもとに各資料を作成した。
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