新卒の営業が最も「働きたくない」5月の乗り越え方:「上司・顧客に怒られた」(4/4 ページ)
5月病の季節がやってきた。新卒の営業職のやる気が低下するのも、この時期が最も多いという。RevCommが実施した調査では、新卒時代に「やりたくない/休みたい」と感じた経験がある営業職は82.7%に上った。
何があれば、「やりたくない/休みたい」を軽減できたと思うか?
「やりたくない/休みたい」と感じた際に、どのようなことがあればその気持ちを軽減することができたと思うかを聞いたところ、「上司・同僚・社内のサポート」(43.2%)と回答した人が最も多かった。以降「転職活動をする」(26.8%)、「仕事へのやりがいを見いだせる」(22.0%)と続いた。
新卒の5月頃に「やっておけばよかった」と思うこと
新卒営業時代を振り返ってみて、新卒の5月頃に「やっておけばよかった」と思うことについては、「恥ずかしがらずに社内のさまざまな年代の方と積極的に仲良くなる」(33歳)、「経理、経営、経済の勉強、新聞の購読」(37歳)、「上司とのコミュニケーションを増やして、環境に早くなれるようにしたり、困った時に頼ったり、相談できたりする状態をより早い段階で作っておけばよかった」(30歳)といった意見があった。
「1年くらいは学ぶつもりで」「無理はしない」 後輩への応援メッセージ
最後に「5月を一緒に乗り越えるための、新卒営業パーソンへの応援メッセージ」を募ると、「1年くらいは学ぶつもりでゆっくりやってください」(32歳)、「絶対に無理はしないこと。たとえノルマなど達成できなくても給料はもらえますし、命までは取られないので難しく考えないでいいと思います」(28歳)、「初めはみんな辞めたくなる! 3カ月とりあえず頑張ってみよう」(28歳)といったメッセージが寄せられた。
当調査は4月25〜26日の間、インターネット調査にて実施した。対象者は「新卒時代に営業職として働いていた、社会人2年目以上の営業職」で、有効回答数は302人。
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