なぜ? じゃがりこのフタに“メモ欄”登場 女子高生の4割が行う行為に着目:あげりこ
カルビーは5月12日、展開するスナック菓子「じゃがりこ」シリーズの一部について、フタに好きなメッセージを書き込めるオリジナルデザインに切り替えると発表した。その理由は?
カルビーは5月12日、展開するスナック菓子「じゃがりこ」シリーズの一部について、フタに好きなメッセージを書き込めるオリジナルデザインに切り替えると発表した。同社の調査で、女子高生の約4割が「じゃがりこ」をプレゼントしたと回答したことがきっかけ。カジュアルギフトとしてのニーズを踏まえ、じゃがりこを人に「あげる」行為を“あげりこ”と称して訴求し、需要の取り込みを図る。
じゃがりこは、同社が1995年に発売したロングセラー商品。女子高生がかばんに入れて持ち歩けるような、箱やカップ入りのお菓子をつくることを目的に開発されたという。
昨今、感謝や祝いの気持ちを伝えるために、手軽に購入できるお菓子を渡すことが定番化している。同社が全国15〜69歳の男女約2万人を対象に実施した調査では、32.6%が2〜3カ月に1回以上の頻度で、カジュアルギフトを贈っていると回答。贈ったことのあるカテゴリーは、「コンビニやスーパーで購入できる菓子・スイーツ・アイス」が多く、特に女子高生は57.8%の人が贈ったことがあると答えた。
また、女子高生の44.1%が、「過去にじゃがりこをプレゼントしたことがある」と回答したといい、女子高生が1年以内にあげたお菓子の中で最も多かったのだとか。同商品を選ぶ理由として、容器にメッセージやイラストを書き込めることや、近隣店舗で購入できることが挙げられた。
こうしたカジュアルギフトとしてのニーズを踏まえ、同社はじゃがりこを人に「あげる」行為を「あげりこ」と称し、あげりこが楽しく、より便利になる取り組みを推進するとしている。
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