スマートスピーカーの認知率は8割 実際の利用率は?:1万人から回答(1/2 ページ)
調べたいことを話しかけると人工知能(AI)が認識し、インターネット検索のような調べものや家電の操作を代わりに行ってくれるスマートスピーカー。伊藤忠グループのリサーチ会社マイボイスコム(東京都千代田区)の調査で、スマートスピーカーの認知率が8割に上ることが明らかになった。実際に利用している人の割合は9%だった。
仕事に役立つ調査データ:
消費者の傾向、若者の価値観、働き方の変化――このコーナーでは、ビジネスパーソンの働き方や企業の戦略立案に役立つようなさまざまな調査データを紹介していく。
調べたいことを話しかけると人工知能(AI)が認識し、インターネット検索のような調べものや家電の操作を代わりに行ってくれるスマートスピーカー。伊藤忠グループのリサーチ会社マイボイスコム(東京都千代田区)の調査で、スマートスピーカーの認知率が8割に上ることが明らかになった。実際に利用している人の割合は9%だった。
まず、スマートスピーカーを知っているかどうか尋ねたところ「どのようなものか、内容を知っている」(29.8%)、「聞いたことがある程度」(50.7%)、「知らない」(19.5%)という結果になった。
「どのようなものか、内容を知っている」「聞いたことがある程度」を合わせると、認知率は8割強に上ることが判明した。
次に、スマートスピーカーを実際に利用しているか尋ねると、利用している人(「自分だけで利用している」「自分を含む同居家族で利用している」の計)は約9%だった。
スマートスピーカーを自分や家族が利用している人に「利用している機能」を聞いたところ、「天気予報を聞く」(57.2%)、「音楽を聴く」(47.1%)と続き、以降「アラーム・時報、タイマーの設定」「時刻の確認」「ニュースの読み上げ・画面表示」が3割前後という結果になった。
また、スマートスピーカーについては2割弱の人に利用意向があることが明らかになった。内訳を見ると、スマートスピーカーを自分で利用している人では8〜9割、自分以外の家族が利用している人では3割だった。
利用意向がない割合は4割強で、スマートスピーカーを利用していない人では5割弱となった。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
忘れ物にメッセージを添えて返送 JR岡山駅の“神対応”に共感広がる
乗客の忘れ物にメッセージカードを添えて送り返すJR岡山駅の取り組みが「心あたたまる」とTwitterで反響を呼んでいる。乗車券と同じデザインのカードには、岡山弁で「また、おいでぇ」と赤いスタンプが押印。受け取った大学院生の投稿から共感が広まった今回の取り組みは、一体どのような経緯から始まったのだろうか。
1億DLを突破 オードリー・タン氏も認める詐欺電話・SMS防止アプリ「Whoscall」とは?
詐欺SMSや迷惑電話を未然に防ぐ台湾発のアプリ「Whoscall」が世界でユーザーを拡大させている。台湾では2人に1人が利用し、全世界のダウンロード数は1億に達する。デジタル担当大臣のオードリー・タン氏も評価するというアプリは、一体どのようにしてうまれたのか。
“ジョジョ立ち”マネキンが脚光 洋服の青山、お堅いイメージ脱する戦略とは?
大手紳士服店の「洋服の青山」がスーツを扱う“お堅い企業”からイメージチェンジを図っている。躍動感あふれるマネキンをショーウィンドウに展示して話題を集めているほか、ツイッターの公式アカウントは直近2年でフォロワー数を20万人以上増やしている。一体、どのような戦略を取っているのか。担当者に話を聞いた。
「イケアのサメ」に「ニトリのネコ」家具大手ぬいぐるみ なぜ人気?
「イケアのサメ」に「ニトリのネコ」――。大手家具メーカーの”看板商品”とも言えるぬいぐるみの人気のわけを探る。
黒マスクは恥ずかしい? 日本人の“同調性にフィット”した商品が話題
黒マスクを着けるのが恥ずかしい――。そんな思いが開発のきっかけとなった、ある商品がSNSを中心に話題になっている。一体なぜなのか。背景を博報堂ヒット習慣メーカーズ担当者に聞いた。


