大学の新入生が使うSNS 女子に人気の「Instagram」、男子に人気は?:東京工科大学が新入生1400人にアンケート(1/2 ページ)
東京工科大学は2022年度の新入生を対象に、コミュニケーションツールの利用状況などに関するアンケート調査を実施。その結果、最も利用率が高いSNSは「LINE」で、「Instagram」の利用率が7年連続で増加していることが明らかになった。
仕事に役立つ調査データ:
消費者の傾向、若者の価値観、働き方の変化――このコーナーでは、ビジネスパーソンの働き方や企業の戦略立案に役立つようなさまざまな調査データを紹介していく。
東京工科大学(東京都八王子市)は2022年度の新入生を対象に、コミュニケーションツールの利用状況などに関するアンケート調査を実施。その結果、最も利用率が高いSNSは「LINE」で、「Instagram」の利用率が7年連続で増加していることが明らかになった。
まず「現在利用しているSNS」について聞いたところ、最も利用率が高いのは「LINE」(99.5%)だった。続く2位は「Twitter」(84.5%)、3位は「Instagram」(75.3%)という結果になった。
「Instagram」は前年比5.4ポイント増と利用率が大幅に増えており、調査開始以来7年連続の増加となった。性別ごとに見ると、女子では「Twitter」との差を広げ、初めて利用率が9割超(90.8%)となった。
女子では前年比9.5ポイント増の48.5%となった「TikTok」(36.8%)は、3年連続で利用率が増加。また男子で前年比8.0ポイント増の53.5%となった「Discord」(40.9%)にも、増加傾向が見られた。
次に「普段、家族や友人との連絡に使っているもの」について尋ねたところ、最も多いのは「LINEのメッセージ」(99.2%)だった。以降「InstagramのDM」(46.0%)、「TwitterのDM」(28.5%)と続いた。
なお「LINEのメッセージ」は7年連続で95%以上と安定した利用率を誇っていたが、「TwitterのDM」「キャリアメール」「ショートメール」などは横ばいや微減傾向だった。
関連記事
- 正座で軟禁・盗撮しSNSに投稿…「カスハラ」の深刻な実態と従業員の「怒りの声」
客が悪質なクレームを店側に突き付ける「カスタマーハラスメント」(カスハラ)が深刻度を増している。暴力行為、土下座の強要、無断撮影しSNSに投稿――。度が過ぎた行為に、現場は苦悩を募らせる。体調不良や離職にもつながりかねないカスハラ被害に、有効な手立てはあるのか。鉄道や航空、輸送などの現場で働く人が集い、カスハラの実態と対策について話し合った。 - 忘れ物にメッセージを添えて返送 JR岡山駅の“神対応”に共感広がる
乗客の忘れ物にメッセージカードを添えて送り返すJR岡山駅の取り組みが「心あたたまる」とTwitterで反響を呼んでいる。乗車券と同じデザインのカードには、岡山弁で「また、おいでぇ」と赤いスタンプが押印。受け取った大学院生の投稿から共感が広まった今回の取り組みは、一体どのような経緯から始まったのだろうか。 - 1億DLを突破 オードリー・タン氏も認める詐欺電話・SMS防止アプリ「Whoscall」とは?
詐欺SMSや迷惑電話を未然に防ぐ台湾発のアプリ「Whoscall」が世界でユーザーを拡大させている。台湾では2人に1人が利用し、全世界のダウンロード数は1億に達する。デジタル担当大臣のオードリー・タン氏も評価するというアプリは、一体どのようにしてうまれたのか。 - “ジョジョ立ち”マネキンが脚光 洋服の青山、お堅いイメージ脱する戦略とは?
大手紳士服店の「洋服の青山」がスーツを扱う“お堅い企業”からイメージチェンジを図っている。躍動感あふれるマネキンをショーウィンドウに展示して話題を集めているほか、ツイッターの公式アカウントは直近2年でフォロワー数を20万人以上増やしている。一体、どのような戦略を取っているのか。担当者に話を聞いた。 - 「イケアのサメ」に「ニトリのネコ」家具大手ぬいぐるみ なぜ人気?
「イケアのサメ」に「ニトリのネコ」――。大手家具メーカーの”看板商品”とも言えるぬいぐるみの人気のわけを探る。 - 黒マスクは恥ずかしい? 日本人の“同調性にフィット”した商品が話題
黒マスクを着けるのが恥ずかしい――。そんな思いが開発のきっかけとなった、ある商品がSNSを中心に話題になっている。一体なぜなのか。背景を博報堂ヒット習慣メーカーズ担当者に聞いた。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.