インタビュー
山形県「羽前小松駅」のしょこら駅長 “ネコファースト”な働きぶりとは? 駅運営のNPOに聞く:昼寝も仕事のうち(1/4 ページ)
2007年1月、和歌山電鐵貴志川線貴志駅(和歌山県紀の川市)に、日本の民営鉄道初の猫の駅長として「たま駅長」が誕生したことをきっかけに、全国各地で同様の動きが出ている。JR東日本・米坂線の羽前小松駅(山形県川西町)で働く、しょこら駅長もそうした猫の1匹だ。駅を運営するNPO法人「えき・まちネットこまつ」で広報担当を務める細谷絵里子事務局長に話を聞いた。
2007年1月、和歌山電鐵貴志川線貴志駅(和歌山県紀の川市)に、日本の民営鉄道初の猫の駅長として「たま駅長」が誕生したことをきっかけに、全国各地で同様の動きが出ている。JR東日本・米坂線の羽前小松駅(山形県川西町)で働く、しょこら駅長もそうした猫の1匹だ。2019年10月の駅長就任から約3年が経過した、しょこらの駅長就任までの経緯と働きぶりとは? 駅を運営するNPO法人「えき・まちネットこまつ」で広報担当を務める細谷絵里子事務局長に話を聞いた。
本名は「ショコ・ラ・ダリヤ」
5月下旬の朝。通勤する会社員や通学する高校生らを、駅舎の窓からキリっとした表情で見守る一匹の猫がいた。駅長のしょこらだ。グレーと白のふさふさとした毛並みが特徴で、本名は「ショコ・ラ・ダリヤ」。
細谷事務局長によると、豪華な毛並みと町の花であるダリアから連想し、団体職員が名付けたという。しょこらという名前だがオスで、7月23日で5歳になる。職員たちから見たしょこら駅長は、とてもおとなしい性格だが、利用客に自分から甘えるなど人間好きで接客が得意。一方で、外に出るのが苦手な少し怖がりな一面もあるそうだ。
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