若手社員の大敵「電話対応」 ぶっつけ本番ではなく研修してほしいとの声も:Z世代300人に聞く
オンライン採用、研修プラットフォームなどを運営するmanebi(東京都千代田区)は、Z世代(21〜25歳)の会社員300人を対象に、「ビジネスマナーに関する調査」実施した。Z世代の42.7%が「電話対応」が苦手だと答えた。
オンライン採用、研修プラットフォームなどを運営するmanebi(東京都千代田区)は、Z世代(21〜25歳)の会社員300人を対象に、「ビジネスマナーに関する調査」実施した。苦手なビジネスマナーを尋ねたところ、42.7%が「電話対応」と答えた。次いで、「メールなどのビジネス文書の作成」(35.0%)、「敬語・言葉遣い」(34.3%)と続く。
得意なビジネスマナーを尋ねたところ、40.0%が「ない」と答え、多くのZ世代がビジネスマナーに対する苦手意識を持っていることが分かった。
「あいさつ・返事」は22.7%、「電話対応」は15.0%にとどまり、Z世代は、コミュニケーションが必要なビジネスマナーが苦手な傾向にある。
必要だと思うビジネスマナーは、「あいさつ・返事」が60.7%で最多となった。次いで、「敬語・言葉遣い」(59.0%)、「身だしなみへの気遣い」(52.0%)と続く。
「敬語・言葉遣い」は、苦手なビジネスマナー3位に入る一方、必要なビジネスマナーであると感じている人が多いことが分かった。一方、苦手なビジネスマナー1位の「電話対応」を必要と感じているのは、47.7%だった。
Z世代にビジネスマナーで失敗したこと・困ったことを尋ねたところ、「電話対応や名刺交換は研修がなく、ぶっつけ本番で難しかった」「古い慣習とビジネスマナーの区別が難しい」「仕事に慣れてくると言葉遣いが雑になってしまう」といった声が寄せられた。実務で困惑することが多いだけでなく、言葉遣いに関する失敗談が多く、言葉に関する苦手意識が高まっていることがうかがえる。
調査は、インターネットにて4月28〜29日に実施した。
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