自分の1時間の価値 プライベートは「1万3639円」、仕事は?:時間が足りない
自分の1時間の価値は、どのくらいなのだろうか。10〜60代の男女に、仕事や家事・勉強をするオンタイムの価値を値付けしてもらったところ……。
仕事に役立つ調査データ:
消費者の傾向、若者の価値観、働き方の変化――このコーナーでは、ビジネスパーソンの働き方や企業の戦略立案に役立つようなさまざまな調査データを紹介していく。
コロナ禍生活が3年目に突入しているが、時間の感覚や使い方にどのような変化がでているのだろうか。10〜60代の男女に聞いたところ「時間を意識して行動する」と答えたのは87.3%で、2021年に実施した調査よりも2.3ポイント増えていることが、セイコーホールディングス(東京都中央区)の調査で分かった。
また、「時間に追われている感覚」(66.3%)も同4.5ポイント、「時間に追われている感覚の変化」(48.0%)も同3.8ポイント、それぞれも増加した。この結果について、セイコーホールディングスは「昨今、日常生活の一部が徐々にコロナ前の形に戻ってきている。そのことが『時間を意識して行動する』『時間に追われる』という意識に影響しているのかもしれない」とコメントした。
「1日24時間が足りない」と感じている人は、どのくらいいるのだろうか。この質問に対し、57.2%が「足りない」と回答。多忙な時間感覚が戻りつつあるからか、前年と比べて2.1ポイント増えていることが分かった。
自分の1時間の価値(=時価)を値付けしてもらったところ、仕事や家事・勉強をするオンタイムは「1時間4983円」、前年(4253円)より730円上昇した。プライベートなオフタイムも「1時間1万3639円」と前年(1万2992円)より647円、時価が高い。
インターネットを使った調査で、10〜60代の男女1200人が回答した。調査期間は4月28日〜5月1日。
関連記事
- 削らなくても16キロ書ける! 「芯まで金属のペン」開発秘話を聞いた
ちょっと気になる商品が登場する。芯が金属でできているのに、文字を書いたり、消したりすることができるペンだ。その名は「metacil(メタシル)」。発売前にもかかわらず、ネット上で話題になっているが、どのような特徴があるのか。開発者に聞いてきた。 - 7割が「課長」になれない中で、5年後も食っていける人物
「いまの時代、7割は課長になれない」と言われているが、ビジネスパーソンはどのように対応すればいいのか。リクルートでフェローを務められ、その後、中学校の校長を務められた藤原和博さんに聞いた。 - 「オレが若いころは」「マネジメント=管理」と思っている上司が、ダメダメな理由
「オレが若いころは……」「マネジメントとは管理することだ」といったことを言う上司がいるが、こうした人たちは本当にマネジメントができているのだろうか。日本マイクロソフトで業務執行役員を務めた澤円氏は「そうしたマネージャーは、その職を降りたほうがいい」という。なぜかというと……。 - 「世界一勤勉」なのに、なぜ日本人の給与は低いのか
OECDの調査によると、日本人の平均年収は韓国人よりも低いという。なぜ日本人の給与は低いのか。筆者の窪田氏は「勤勉さと真面目さ」に原因があるのではないかとみている。どういう意味かというと……。 - 「70歳まで会社にしがみつく人」が結局、会社を弱体化させてしまうワケ
定年を引き上げるニュースが相次いでる。現行の60歳から65歳にする企業が増えてきているわけだが、筆者の窪田氏はこの動きに懸念を抱いている。「長く働くことができていいじゃないか」と思われたかもしれないが……。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.