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「歩いて稼げる」STEPN、崩壊論高まる 大物投資家のSNSが中国封鎖引き金か:浦上早苗「中国式ニューエコノミー」(6/7 ページ)
現実世界で歩いた分だけお金が稼げる「STEPN」は、世界で200〜300万ユーザーを獲得した注目のブロックチェーンゲームだ。しかし5月末に中国ユーザーの規制が発表されると、ゲーム内のNFTやトークンの価値は数日で暴落。とはいえ中国当局に目をつけられないよう先手を打ち、うまく対処している。
運営が5月27日に「中国本土ユーザーのブロック」を発表したのは、ある著名人のSNS投稿がきっかけと思われる。
5月21日、ベンチャーキャピタルの代表で、配車サービスの滴滴出行(DiDi)、アリババのフードデリバリー餓了麼(ele.me)など大型スタートアップの資金調達にも関わった著名投資家の朱嘯虎氏がSNSに
「初めて1日目で30ドル(約4000円)稼いだ。靴を買ったお金は3カ月で回収できるようだ。STEPNの経済モデルは優れている。ポンジ・スキームかもしれないが、体験する価値はある」
「ジムに会費を払って全然運動しないよりはいいのではないか」
と投稿した。
日本でいえば「ZOZO」創業者の前澤勇作氏が投稿するようなものだろうか(ちょっと違う気もするがほかに思いつかない)。朱氏の投稿によってSTEPNを検索する人が増え、同時にテック系メディアだけでなく、経済メディアや共産党メディアもSTEPNに注目しだした。
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