世界ランク43位! 京進が豪名門大学への進学準備校を開設:京都市内のホテルに
京進は、海外大学附属の進学準備校を京都市内のホテルに開校する。定員は年間最大40人。22年6月に生徒募集を開始し、23年2月に開校および授業開始を予定している。
学習塾や日本語学校、英会話教室を全国展開する京進は、海外大学附属の進学準備校(ファウンデーションコース)の日本校を京都府京都市の「からすま京都ホテル」内に開校すると発表した。1期約20人、1年間に2期で最大40人の定員を予定しており、2022年6月に生徒募集を開始。23年2月に開校および授業開始を予定している。
日本国内にいながら、留学初年度の基礎課程を修了できる
提携先は、オーストラリア ニューサウスウェールズ州シドニーに本部がある「UNSW Global」。同機関はオーストラリアトップ8大学の総称「Group of Eight」の1つである公立総合大学ニューサウスウェールズ大学(以下、UNSW)の関連機関で、海外から同大学への留学生受け入れを管轄している。
UNSWは英国の大学評価機関クアクアレリ・シモンズが発表した2022年QS世界大学ランキングで43位となった大学。今回開校するキャンパス「UNSW Foundation Studies Program Kyoto Campus」では、オーストラリアの大学へ進学するために必要となる基礎課程を提供する。留学生は日本国内にいながら、留学初年度の基礎課程を修了できる。
入学者はキャンパスで9カ月間のコースを修了した後、オーストラリアのキャンパスに留学する。進学先はUNSWのほか、一部の学生はUNSW以外のGroup of Eightの各大学や英国、ニュージーランドの名門大学に入学申請することも可能だという。
同キャンパスに入学することで、学生は高校卒業から留学までの空白期間がなく、また原則ファウンデーションコース修了後にも空白なく大学1回生に移行できる。2年目以降の専門課程への進学ハードルが下がるほか、1年目を日本国内で過ごすことで通常の留学よりも現地滞在費用を軽減できるメリットがある。
入学条件は、高校3年次の成績が5段階評価3以上であること。また、英語能力がIELTS:6.0(ライティング5.0/各セクションの成績が5.0以上)、TOEFL iBT:75(ライティング14)、ケンブリッジ英語検定:169(ライティング154/各セクションの成績が154以上)、Pearson PTE Academic:50(ライティング38/各セクションの成績が38以上)いずれかの基準を満たすこと。
京進では今後、京都以外のキャンパス開設も検討。トップクラスの海外大学進学希望者への道を広げていくとしている。
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