2015年7月27日以前の記事
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4年間で15%→36%に カプコンの営業利益率はなぜ急上昇したのか妄想する決算「決算書で分かる日本経済」(2/7 ページ)

今回取り上げるのはカプコンです。モンスターハンターやバイオハザードなどの人気ゲームを提供している企業で、家庭用ゲーム機向けのゲームソフトをメインに提供しています。営業利益の推移を見ると、20年3月期は大きく伸びていて右肩上がりで成長を続けています。どうして利益率が伸びていたのでしょうか?

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カプコンの直近の業績

 それでは早速ですが直近の業績から見ていきましょう。

 売上高は15.5%増の1100.5億円、営業利益は24%増の429億円、経常利益は27.2%増の443.3億円、純利益は30.6%増の325.5億円となっていて、非常に好調だったことが分かります。

 前回見たスクエニもそうでしたが、巣ごもりでゲームの話題も多かった21年3月期よりも22年3月期の方が好調だったんですね。

 というのも実はゲームソフト市場は成長が続いていて、大きく伸びているモバイルゲームだけでなく、家庭用ゲーム機などのソフトでも26年までの予測では成長が続く見通しとなっています。

 巣ごもりでゲームのプレーヤー数自体も増えましたし、多くの人が新しくゲームのハードを買いました。ソフトが売れるにはハードが必要ですから、ハードが普及した中ではゲーム市場での好影響は長続きしそうです。

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