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4年間で15%→36%に カプコンの営業利益率はなぜ急上昇したのか:妄想する決算「決算書で分かる日本経済」(1/7 ページ)
今回取り上げるのはカプコンです。モンスターハンターやバイオハザードなどの人気ゲームを提供している企業で、家庭用ゲーム機向けのゲームソフトをメインに提供しています。営業利益の推移を見ると、20年3月期は大きく伸びていて右肩上がりで成長を続けています。どうして利益率が伸びていたのでしょうか?
決算書といえば投資やビジネス視点で見るイメージがあると思いますが、より一次情報に近い経済ニュースでもあります。「決算書で分かる日本経済」ということで、4回に渡りゲーム企業の決算を取り上げて、日本のゲーム業界の現状と今後について考えていきましょう。
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前回のスクエア・エニックスに続き、今回取り上げるのはカプコンです。モンスターハンターやバイオハザードなどの人気ゲームを提供している企業で、家庭用ゲーム機向けのゲームソフトをメインに提供しています。
その他にもゲームセンターを展開したり、パチスロ機を作っていたりもしています。
カプコンの主な事業セグメントは(1)デジタルコンテンツ事業(ゲームソフト事業)(2)アミューズメント施設事業(ゲームセンター事業)(3)アミューズメント機器事業(パチスロ機など)と3つあります。
ですが、売上高・利益の比率を計算してみると、売上高の83%・利益の94%をデジタルコンテンツ事業(ゲーム事業)が占めていて、ゲームの企業といってかまいません。そこで今回はゲームだけに着目して見ていきます。
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