和歌山県の住みたい街ランキング 白浜・田辺を抑えた1位は?:上位6位のうち3自治体が県外(1/2 ページ)
大東建託は、和歌山県に住む男女約4300人を対象に、居住の満足度調査を実施。「住みここち」が良い街の1位は、昨年4位だった西牟婁郡の上富田町が選出。「住みたい街」のトップは県庁所在地の和歌山市となったが、上位6自治体のうち、3自治体が県外の街となった。
大東建託は、和歌山県に住む男女約4300人を対象に、居住満足度調査を行った。「住みここち」が良い街の1位は、昨年4位だった西牟婁郡の上富田町が選出。「住みたい街」のトップは県庁所在地の和歌山市となったが、上位6自治体のうち、3自治体が県外の街となった。
住みここち1位「上富田町」はどんな町?
上富田町は和歌山県の中心部に位置し、年間を通して温暖で自然豊か。高速道路や白浜空港も近く、東京まで1時間、京阪神まで2時間程度で移動できる。自治体担当者は、「スーパーや病院、診療所も多く子育て環境も充実し、現在も人口が伸び続けている。ジュニアスポーツをはじめスポーツによるまちづくりに取組み、すべての人が健康で幸せになれるまちを目指している」とコメントした。
上富田町の町民からは「緑が多い。スーパーやドラッグストア、病院、薬局など、日用品や食料品がいつでも近くで買える」「小さな町だが若い人が多く人口も増えている。大きなスーパーが複数あり銀行なども近く便利」といった声が寄せられた。
2位は昨年5位の有田川町がランクイン。JRの特急停車駅や高速道路ICがある平野部はカフェやベーカリー、ゲストハウスなどが多く、秋から冬は一面がオレンジに色づく「有田みかん」の大産地。一方、山間部は和のスパイス「ぶどう山椒」の発祥地で、泉質が評判の温泉や棚田百選選出の「あらぎ島」、ススキの大草原「生石高原」といった人気の観光地が点在する。
3位は昨年1位のかつらぎ町だった。県北東部に位置し、まちの東西に紀の川が流れ、南北に丘陵地帯が広がる。温暖な気候を生かして柿や桃・ぶどうなどのフルーツ栽培が盛ん。近年は道路整備が進み、大阪都市圏へも1時間半程度で移動可能となった。自然の豊かさを感じながら田舎暮らしができる場所となっている。
関連記事
- 刺身に電気を流して「アニサキス」撲滅 苦節30年、社長の執念が実った開発秘話
魚介類にひそむ寄生虫「アニサキス」による食中毒被害が増えている。この食中毒を防ぐため、創業以来30年以上に渡り、アニサキスと戦い続けてきた水産加工会社がある。昨年6月、切り身に電気を瞬間的に流してアニサキスを殺虫する画期的な装置を開発した。開発秘話を社長に聞いた。 - 使いやすさより可愛さ! 台湾で立体型の交通系ICカードが大ヒットするワケ
改札機にかざすだけで列車に乗れ、店舗での買い物にも使える交通系ICカード。カードだから当然、フラットな形をしているが、お隣の台湾では少し事情が違う。フラットではなく、キャラクターなどをあしらった立体型のカードが主流だ。日本でいま話題のヤクルトや、森永のミルクキャラメルの箱を模したものなど、企業とコラボしたユニークなアイテムがそろう。いったい、なぜ作ったのか。そこには、日本企業にも参考になる、常識を覆すものづくりのアイデアと、確たる販売戦略があった。 - 新幹線から富士山見やすく――JR東海、車内スペースを改良 狙いは?
JR東海は東海道新幹線の最新車両「N700S」を2023〜26年度にかけて、追加で19編成投入すると発表した。追加投入にあたり、車内スペースを一部改良。多目的室の窓の高さを変更し、車いす利用者がより景色を楽しめるようにする。改良の狙いを担当者に聞いた。 - 「イケアのサメ」に「ニトリのネコ」家具大手ぬいぐるみ なぜ人気?
「イケアのサメ」に「ニトリのネコ」――。大手家具メーカーの”看板商品”とも言えるぬいぐるみの人気のわけを探る。 - 味の素“シンプルすぎる”レシピ 10年前に開発したメニューがいま大人気の訳
味の素が開発したレシピが「シンプルすぎる」と大きな話題を呼んでいる。豚ひき肉のかたまりをマヨネーズで味付けし、そのまま焼くだけ――。Webサイトにアクセスが集中し、一時パンクするほどの注目を集めたレシピは、2010年に開発したもの。なぜいま、反響を呼んでいるのか。開発した経緯などを担当者に聞いた。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.