横浜高島屋、期限切れのパンを肥料に 新たな商品開発も:食品ロスを解消へ
横浜高島屋は、食品ロス問題の解消を目指し、販売期限切れのパンを堆肥として利用する取り組みを実施している。地下1階ベーカリースクエアにあるパン店「KANAGAWA BAKERs’ DOCK」では、パンを堆肥として育てた野菜を使った商品「ぱんクル(ぱん+リサイクル)」を6月15日から28日まで販売する。
横浜高島屋は、食品ロス問題の解消を目指し、販売期限切れのパンを堆肥として利用する取り組みを実施している。地下1階ベーカリースクエアにあるパン店「KANAGAWA BAKERs’ DOCK」では、パンを堆肥として育てた野菜を使った商品「ぱんクル(ぱん+リサイクル)」を6月15日から28日まで販売する。
ベーカリースクエアは2021年3月にオープン。約400平方メートルの売場に、横浜や都内でも人気のベーカリー約40ブランド500種類以上のパンを取り揃える国内有数の規模を誇る。1日1万個以上のパンを販売する。
これまで、閉店後のパンの冷凍販売や、賞味期限間近のパンを使った発泡酒の販売など、業界の課題である食品ロス問題に取り組んできた。
販売期限切れのパンを堆肥として活用する取り組みもオープン以来実施する。期限切れの商品を山梨県北杜市の農場に送り、酵母と納豆菌などを加えて菌の力で発酵させることで堆肥化している。
昨年10月には第1弾として「かぼちゃ」「サツマイモ」を収穫し、それらを使った4商品を販売した。
今回は第2弾として、この堆肥を使って作った「春菊」「キャベツ」「スイスチャード」を収穫し、地元・神奈川県内のベーカリー3社の協力を得て商品化。環境に配慮した“循環型のパン”を28日まで販売している。
なお、次回の収穫は22年秋頃を予定しているという。
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