お米でできたブロック「OKOMEIRO」 未来をつくる子どもたちのために、詰め込まれた工夫とは?:日本おもちゃ大賞2022優秀賞(1/2 ページ)
日本玩具協会が主催する「日本おもちゃ大賞2022」のベーシック・トイ部門で、カワダ(東京都新宿区)のダイヤブロック「OKOMEIRO(オコメイロ)L」が優秀賞を受賞した。お米由来の国産バイオマスプラスチック「ライスレジン」を使用し、組み立てやすさ、遊びやすさ、片付けしやすい工夫が取り入れられていることが高く評価されたという。
日本玩具協会が主催する「日本おもちゃ大賞2022」のベーシック・トイ部門で、カワダ(東京都新宿区)のダイヤブロック「OKOMEIRO(オコメイロ)L」が優秀賞を受賞した。お米由来の国産バイオマスプラスチック「ライスレジン」を使用し、組み立てやすさ、遊びやすさ、片付けしやすい工夫が取り入れられていることが高く評価されたという。
初代ダイヤブロックの発売から今年で60周年を迎えたことを機に、新世代のダイヤブロックを目指して生まれたOKOMEIRO。東京おもちゃショー2022のブースで、開発担当の高橋大佑さん(同社オリジナル事業本部開発部担当課長、高は「はしごだか」)に、話を聞いた。
「ダイヤブロックのコンセプトは、“きみのキラリを、育てたい”です。60周年という節目に原点に立ち返り、子どもたちのことを考えて生まれたのがOKOMEIROです」(高橋さん)。そのこだわりは、材料選びから始まった。
OKOMEIROの原材料は、ライスレジン。「日本製にこだわる弊社とサステナビリティを組み合わせて考えた結果、日本の主食であるお米に着目しました」と高橋さんは話す。お米生まれであるため、遊んでいるうちになくなっていくが、ブロックからは、せんべいのような香ばしい香りがする。
環境に配慮したライスレジンだが、天然素材であるため、気温や季節など外部環境に左右され、質が一定しないという難点があった。長野県東御市の自社工場の技術者たちも、はじめは扱いに苦労したという。
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