新卒で入社した会社に、何年勤めましたか? 転職して別の会社で働いている人に聞いたところ、「3年〜5年未満」(17.2%)と答えた人が最も多いことが、キャリアバイブルの調査で分かった。
次いで「2年〜3年未満」(13.5%)、「7年〜10年未満」(12.6%)、「1年〜2年未満」(12.0%)、「20年以上」(10.4%)、「5年〜7年未満」(9.9%)と続いた。「10年未満」(74.5%)と答えた人が合わせて7割を超えた。
新卒で入社した会社を転職した理由を聞いたところ「もっと希望する会社に転職するチャンスがあったから」(1年〜2年未満、30代女性)、「自分の性格に合っていなかったので生涯続けられないと思った」(2年〜3年未満、40代女性)、「ブラック企業で、将来性もないと思ったから」(7年〜10年未満、50代男性)といった声があった。
「定年退職した」(26.0%)人は、定年退職するまでの間に何社に勤めていたのだろうか。この質問に対し、「1社」(51.5%)と答えた人が最も多く、次いで「2社」(22.4%)、「3社」(14.8%)と続いた。
「1社」と答えた人に、一度も転職しなかった理由を尋ねたところ「転職するリスクより、そのまま努力する方がベターと感じた」(60代男性)、「自分にそんな能力がないことを自覚していたのと、その仕事が自分に合っており好きだったから」(70代男性)、「仕事が面白かったし、思った以上に昇進ができた」(70代男性)などの意見あった。
この結果について、キャリアバイブルは「最近では“普通”になっている転職だが、少し前までは『1社で勤めあげるのが当たり前』という考えが“普通”だったようだ」とコメントした。
インターネットを使った調査で、全国の男女1560人が回答した。調査期間は6月12〜14日。
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