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ターゲットはガチ勢! “本のホテル”4カ月でリピート率28%の秘密3分インタビュー(3/3 ページ)

東京の神保町に、ユニークなホテルが登場した。ホテル名は「BOOK HOTEL 神保町」。建物にはたくさんの本が並んでいるが、なぜこのようなホテルを始めたのだろうか。運営をしているdot社の共同代表に話を聞いたところ……。

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ホテル運営のキモ

――稼働率をアップさせるためには、どのような取り組みが必要になりますか?

御子柴: リピーターが増えれば増えるほど、稼働率もアップすると思っています。そのためには、本を増やしていかなければいけません。オープン時、2000冊ほどの本を用意しましたが、まだまだ足りません。現在、内装の一部を工事していて、完成すれば、いまよりもたくさんの本を置けるようになります。


チェックインの際に誕生日を伝えると、スタッフが1冊を提案してくれる

「ブックカウンセリング」を実施。利用客の悩みを聞いて、オススメの本を手渡す

 たくさんの本を置けばそれで問題なし、といった世界ではなく、質も高めていかなければいけません。例えば、期間限定で「都道府県別の本」を並べてみました。各都道府県に関係する書籍を置いたところ、どんなことが起きたのか。自分の生まれ育ったところって、気になりますよね。どういった本が置いているのか、その本にはどんなことが書かれているのかなど。興味をもたれた人が多くて、たくさんの本が読まれました。

 こうした企画をどんどん増やしていくことによって、本好きの人にリピートしてもらう。結果、稼働率はアップするのかなあと思っています。

――ふむふむ。そうなると、ホテル運営のキモは、やはりスタッフの“書籍愛”になりますね。ハード面を充実させるだけではダメで、ソフト面……つまり、スタッフの情熱と発信力も欠かせないわけですね。本日はありがとうございました。

(終わり)

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