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中国格安EV「宏光MINI」は自動車業界のiPhone? 100万円以下のソックリEV続々登場:浦上早苗「中国式ニューエコノミー」(3/5 ページ)
日本では日産自動車が軽電気自動車『SAKURA』を発売し、格安EVに期待が高まっている。本連載で1年前に紹介した世界で一番売れているEV「宏光MINI」は、累計販売台数73万台を達成。中国では二匹目のドジョウを狙い、100万円以下のEVが次々登場し、早くも明暗が分かれつつある。
宏光 MINIに寄せた「二番煎じ」はまずまず好調
老舗メーカーの「チェリー自動車(奇瑞汽車)」は21年末、「QQ 氷淇淋(アイスクリーム)」を発売した。外観、性能を宏光 MINIにかなり寄せつつ、発売時価格は2万9900元〜4万3900元(約61〜89万円)と宏光 MINIより若干安く設定し、完全に同車種をベンチマークにしている。
月間販売台数は宏光 MINIの3分の1〜4分の1だが、5月の新エネ車セダンランキングで5位に入るなどまずまずの戦績を収めている。今月21日には女性ユーザーにフォーカスしたピンク尽くしの特別仕様車「QQ 氷淇淋 桃歓喜」(4万7520〜5万7520元)を発売した。
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