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「非現実的」と反対意見も──“パスタを45秒で作る”ロボが生まれた背景:プロントの新業態に導入(1/3 ページ)
6月30日にオープンするプロントコーポレーションの新店舗「エビのスパゲッティ」で、「45秒に1皿パスタを作る」ロボットが実用化される。社内外から「非現実的だ」と反対意見もあったというこのロボットの開発秘話とは。
外食業界のデジタル化が目まぐるしく進んでいる。配膳をロボットが行ったり、会計を機械で無人化したりと、従業員の業務をテクノロジーが代わりに行う技術の進化が止まらない。
そんな中、「45秒に1皿パスタを作る」という優秀なシェフもびっくりな機能を持つ機械が登場した。
45秒に1皿パスタを作る「P-Robo(ピーロボ)」は、プロントコーポレーションとTechMagicが共同で開発した調理ロボットだ。6月30日に、東京・丸の内ビルディング内にオープンするプロントコーポレーションの新業態店舗「エビノスパゲッティ」で1号機が稼働を始める。
「45秒に1皿パスタを作る」P-Roboとは、どんなもの?
P-Roboは、フライパンへの具材の供給から、調理、フライパンの洗浄までを自動で行う。同時に4つのフライパンを扱い、4食分の作業を進める。加熱には高出力のIHを用い、底の深いフライパンを高速で回転させることで、短時間で均一な味付けのパスタに仕上げる。
1食目は約75秒、2食目以降は約45秒でパスタを提供し、1時間で最大90食を調理できる。従業員は盛り付け場所で待機し、パスタを盛り付けてお客に配膳する。
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