一風堂、「プラントベース」も提供する“未来志向”の新店舗 東京・新宿に出店:ルミネエスト新宿店
一風堂を運営する力の源カンパニーは7月9日、植物由来の原料でできたプラントベースのラーメンをレギュラーメニューとして販売する「一風堂 ルミネエスト新宿店」をオープンする。
一風堂を運営する力の源カンパニーは7月9日、植物由来の原料でできたプラントベースのラーメンをレギュラーメニューとして販売する「一風堂 ルミネエスト新宿店」をオープンする。定番のとんこつラーメンに加え、数種類のプラントベース商品を提供し、地球環境への考え方、宗教・健康面などさまざまな理由で多様化する食のニーズに対応する。
同店は、5月まで「ルミネエスト新宿」7階で営業していた「1/2PPUDO ルミネエスト新宿店」を同施設の8階に移転しリニューアルした店舗となる。旧店舗よりも広い空間にテーブルやカウンターなど50席以上の座席を設け、ポップで優しい色や木目調を基調とした開放的な店舗に仕上げた。
プラントベースフードとは、植物由来の原料で作られた料理や食品のこと。欧米を中心にブームとなり、日本でも飲食店やコンビニがプラントベース商品を発表するなど、新しい食のライフスタイルとして広がりを見せている。また、畜産を使用しないため環境負荷が少なく、持続可能な食品としても注目されている。
一風堂では、多様化する食の在り方に合わせ、2021年2月に、動物性食材を使用せずに看板メニューの「赤丸新味」を表現したとんこつ風ラーメン「プラントベース赤丸」を発売。その後、期間限定でプラントベース商品を一部店舗で数回にわたり販売し、SNSなどで話題となった。「1/2PPUDO ルミネエスト新宿店」で販売した際も、「こんなラーメンを待っていた」「レギュラーメニューにしてほしい」などの声があったという。
新店「一風堂 ルミネエスト新宿店」では既存商品に加え、野菜だしの新作ラーメン「豊潤ベジ彩麺」(900円)や、動物性食材を使用しない「餃子」(5個 350円、10個 680円)といったプラントベース商品を常時販売する。
営業時間は、午前11時〜午後9時(ラストオーダーは午後8時半)。
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