JCB、最短5分の即時入会サービス開始 ナンバーレス、カードレスの土台も整う(1/2 ページ)
JCBは7月1日、最短5分で手続きが完了する即時入会サービスを7月4日から提供すると発表した。モバイルアプリを介して手続きをすべてオンラインで完結。入会後は、アプリ内でクレジットカード番号が確認でき、Apple PayやGoogle Payへ登録することですぐに買い物が可能になる。1〜2週間後にはプラスチックカードも送付される。
JCBは7月1日、最短5分で手続きが完了する即時入会サービスを7月4日から提供すると発表した。モバイルアプリを介して手続きをすべてオンラインで完結。入会後は、アプリ内でクレジットカード番号が確認でき、Apple PayやGoogle Payへ登録することですぐに買い物が可能になる。1〜2週間後にはプラスチックカードも送付される。
JCBの一般カード、ゴールドカード、プラチナカードやCARD W、個人事業主向けのCARD Bizシリーズなどが対象。受付時間帯は午前9時から午後8時となっている。
高まる即時発行ニーズ
モバイルアプリを使い即時入会を行う仕組みは、三井住友カードやセゾンカードなども提供している。
【訂正:13:55 アプリ上のeKYCを活用した即時入会の仕組みはJCBのみとなります。お詫びし訂正いたします。】
JCBでは、従来申込みからカード到着まで1〜2週間かかっており「今この買物に使いたいというニーズに応えられていなかった」(JCB担当者)。昨今の消費者は、思い立ったらすぐにサービスを受けることに慣れており、こうしたニーズに対応する。
実現できた背景には3つの要素がある。1つは身分証明書のコピー送付の必要なく、スマホのカメラを使って本人確認が可能なeKYCが利用可能になったことだ。2つ目は、プラスチックカードが到着しなくても、カード番号だけを即時発行して確認できるスマホアプリが普及したこと。そして3つ目は、コロナ禍を機に非接触決済が普及し、リアル店舗でもApple PayやGoogle Payにカードを登録することで決済可能になった点だ。
関連記事
- JCBカード、漢字「一」あしらうデザインへ きっかけはタッチ決済
JCBが12年ぶりにデザインを刷新し、昨今のトレンドに沿ったデザインに生まれ変わった。この変更の背景には何があったのか。 - 完全番号レスのクレカ「セゾンカードデジタル」が目指す、カードなしのクレジットカード
クレディセゾンが2020年末に提供を開始した「セゾンカードデジタル」。券面の表にも裏にも一切番号を記載しない「完全番号レス」カードだ。国内初となるこの仕組みはどうやって生まれたのか。担当者に直撃した。 - 三井住友カード、脱プラスチックのクレカ“カードレス”を発行開始 LINEクレカも
三井住友カードは10月4日、プラスチックカードを発行しないモバイル専用のクレジットカード「三井住友カード(CL)」の発行を開始した。CLはカードレスの略。プラスチックカードなしのVisaクレジットカードは国内初。 - JCB、「使いすぎ怖い」の声に応える 利用通知や利用制限を可能に
ジェーシービーは3月10日、スマホアプリやWebの「MyJCB」を使い、ユーザー自身が利用通知や利用制限の設定を可能にする「My 安心設定」を提供すると発表した。3月下旬から開始する。 - 三井住友カード、完全番号レスに進化 年会費無料、コンビニ常時5%還元も
三井住友カードは2月1日から、「三井住友カード」を変更し、表面だけでなく裏面にもカード番号を記載しない完全番号レスのクレジットカードを提供する。また、ポイントプログラムVポイントでは、Visaのタッチ決済やiD決済での使用を可能にする。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.