「仕事ができる」と言われる人の時間管理術:あの人のように(1/4 ページ)
「あの人は仕事ができる」「あの人のように仕事をこなしたい」と言われる人がいます。 仕事ができる人の時間管理には、どのような特徴があるのでしょうか。
「あの人は仕事ができる」「あの人のように仕事をこなしたい」と言われる人がいます。
どういう人のことを言うかといえば、
- 人とはまったく異なる大きな成果を出す
- 人が思いつかない解決策を用意できる
- 人脈が広く、問題が起きてもその道のプロを紹介できる
- 仕事を楽しそうに行う。不平不満が少ない
- 余裕がある
- 常に人から頼られる
- 誰とでもフランク
- 出世が早い
- 抱えている(関与している)プロジェクトは多く手際がいい
突き詰めれば、「人よりも短い時間で多くの成果を出す」ということに集約されそうです。しかも、その姿に必死さは少なく、余裕を持ってこなしているということなのでしょう。
当然、仕事ができる人は他の人より多くの案件を抱えています。その案件のこなし方が他の人とは異なるということです。
他の人よりも多くの成果(しかも、ワンパターンではなく様々な業務において)を出すわけですから、成果の出し方を知っているということになります。ビジネス・パーソンとしては、誰もがあこがれる存在と言えるでしょう。
バリューチェーンを複数持っている
通常、仕事が忙しく、それなりの結果を出している人は、自分の成果、オリジナリティの出し方を持っており、「この仕事はあの人に任せておけば大丈夫」という信頼関係において、仕事が依頼されます。
ただし、この成果の出し方(バリューチェーンと呼びます)がひとつしかない、あるいは少ないと、すぐにキャパオーバー状態になり、いろいろなところに齟齬が出てきます。
忙しすぎて手が回らない状態です。そうなると、納期遅れや初歩的なミスも起こりがちで、徐々に信頼関係が崩れていきます。
仕事ができる人は、このバリューチェーンを複数持っています。つまり、信頼できる自分のパートナー、ブレーンが何人もいます。しかもチームとして持っています。
ですから、キャパオーバーになることもありません。
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