最後の大規模再開発! 東京・豊洲の二・三丁目地区に2棟の新施設、三菱地所などが着工:2025年6月竣工
IHIと三菱地所が、7月1日より「(仮称)豊洲4-2街区開発計画」の新築工事に着手したと発表した。
IHIと三菱地所は7月1日、東京都江東区で推進する「(仮称)豊洲4-2街区開発計画」の新築工事に着手した。同計画は、豊洲二・三丁目地区における最後の大規模再開発で、地域住民にも愛される新たな魅力を創出しエリア全体の価値向上を目指す。竣工は2025年6月。
同街区では、A棟・B棟の2棟の建物を計画しており、A棟は敷地面積約6600平方メートル、延床面積約4万7000平方メートル、B棟は敷地面積約1万2893平方メートル、延床面積約8万9000平方メートルを予定している。
街区中心部には大屋根を有した中心広場、周縁部には豊かな緑化空間を形成する。2階レベルでは2棟の建物を繋ぐようにデッキを設置し、晴海通りを挟んだ反対側(3街区)とデッキを経由して接続することで、豊洲二・三丁目地区全体の回遊性向上を促す。
建物用途としては事務所(オフィス)や店舗に加え、インキュベーション施設、シェア企業寮など、現在の豊洲エリアにはない機能を導入し、新たな交流・発信拠点を創出する。
同計画の核となるインキュベーション施設では、職住学遊が融合する豊洲エリアの立地を最大限に生かした新たなコラボレーションを生み出す場として、豊洲エリア立地企業などと提携し、独自の仕組みを検討するという。企業間連携やスタートアップ企業の誘致、ビジネス創発支援などにより豊洲エリアに潜む多種多様なチャレンジをサポートする施設を目指す。
またインキュベーション施設とも連携するシェア企業寮でも、多様なバックグラウンドの人々が共に暮らし交流することで、新たな可能性を発見できるようにする。
そのほか、街区中心に位置する大屋根付きの中心広場では、街に開かれたシンボリックな広場としてさまざまなアクティビティを行い、地域のにぎわい拠点の創出を目指す。
同計画のA棟は、きんでん(大阪市)の新事業所として、22年6月30日付で三菱地所ときんでんとの間で不動産売買契約を締結しており、三菱地所は竣工後にきんでんへ土地建物の所有権を譲渡するという。IHIおよび三菱地所は、きんでんと連携し、豊洲二・三丁目地区におけるラストピースとしてふさわしい計画となるよう街区全体で一体的なまちづくりを推進するとコメントしている。
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