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日比谷公園と街をつなげる“都心最大級”の再開発 帝国ホテルやNTTなどがプロジェクト始動:床面積約110万平方メートル(1/2 ページ)
「内幸町一丁目街区」の開発を推進する事業者10社が、同街区の事業構想である「TOKYO CROSS PARK 構想」と、掲げる5つのテーマを発表した。
東京都千代田区の「内幸町一丁目街区」開発を推進するNTT、第一生命保険、帝国ホテル、東京電力ホールディングス、三井不動産など10社は、同街区の事業構想である「TOKYO CROSS PARK 構想」と、掲げる5つのテーマを発表した。日比谷公園と同街区を道路上空公園でつなぎ、駅・街・公園が一体となった歩行者ネットワークの形成を目指す。2028年度から順次完成予定で、全体の完成は2037年度以降となる見込み。
延床面積約110万平方メートルを開発する同プロジェクトは、都心最大級となる。北地区、中地区、南地区で構成し、北地区には帝国ホテル新本館やオフィスや商業施設、賃貸住宅などを備えた「ノースタワー」を整備。中地区にはオフィス、ホール、産業支援施設などを備えた「セントラルタワー」、南地区にはオフィスやホテル、ウェルネス促進施設などからなる「サウスタワー」をそれぞれ建設する。
日比谷公園と同街区を道路上空公園でつなぎ、日比谷・内幸町エリアの回遊性を高めるほか、大手町や銀座、新橋など主要拠点の結節点に位置する立地を生かし、人々が交流できる街づくりを実現。また、事業者10社が共創し、デジタルやおもてなし、防災といったそれぞれの分野の強みをかけ合わせ、新たな価値の創造や社会課題の解決を推進する、次世代スマートシティを目指す。
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