明治、ハイレモンを“グミ”に 季節感のあるレモンフレーバーで需要を取り込む:「ヨーグレットグミ」は生産量拡大
明治は7月12日、レモンの風味が特長の錠菓「ハイレモン」をグミにした「ハイレモングミ」を発売する。
明治は7月12日、レモンの風味が特長の錠菓「ハイレモン」をグミにした「ハイレモングミ」を発売する。過去最高に伸長しているグミ市場で、認知率の高いブランドを活用した商品を展開し、グミの売り上げ拡大を図る。
ハイレモンは、1980年に発売した同社のロングセラーブランド。同ブランドの特徴である「すっきりとしたレモン風味」はそのままに、錠菓とは異なるグニグニとした食感を楽しめる「グミ」として展開する。小腹満たしや気分転換とあわせて、手軽にビタミンCを摂取できるという。
同社は2021年8月に、姉妹ブランドである「ヨーグレット」を小粒にして糖衣でつつんだ「ヨーグレットミニ」を発売。計画を大きく上回る実績となり、急きょ販売を休止するほど人気となった(現在は一部エリアのみで展開)。また、22年3月には「ヨーグレットグミ」も発売した。同商品も計画を上回る実績で生産量を拡大して展開を続けている。
人気の理由について同社の広報担当者は「子どもの頃に食べたブランドが自分向けにアレンジされていること、Z世代を中心としたレトロブームも支持される理由ではないか」と分析する。ハイレモングミも、子どものころに食べていたかつてのハイレモンユーザーである20〜40代をメインターゲットに設定している。
同社では、21年8月からパッケージにグミの食感を数値で示す「食感チャート」を記載している。ハイレモングミは、ドーム型で弾力のある食感とし、「食感チャート3」に設定。
夏に向けて季節感のあるレモンフレーバーの商品を発売し、市場のさらなる活性化を狙う。
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