ホンダ、新型「CIVIC TYPE R」を世界初公開 9月発売を予定:TYPE R誕生30周年
本田技研工業は7月21日、12代目となる新型「CIVIC TYPE R」を世界初公開した。先代のコンセプトである「Ultimate SPORT」をさらに進化させた「Ultimate SPORT 2.0」をグランドコンセプトに、スポーツモデルの本質的価値である「速さ」と走る喜びを両立を目指したという。9月からの発売を予定している。
本田技研工業は7月21日、12代目となる新型「CIVIC TYPE R」を世界初公開した。先代のコンセプトである「Ultimate SPORT」をさらに進化させた「Ultimate SPORT 2.0」をグランドコンセプトに、スポーツモデルとしての速さと走る喜びの両立を目指したという。9月からの発売を予定している。
TYPE R専用の2.0L VTEC TURBOエンジンを向上し、高出力・高レスポンスを実現した。シビックをベースに走行性能を高めるため、ローアンドワイドなパッケージを追求。ボディーと一体となったワイドフェンダーはサイドパネルから流れるような造形で、フロントからリアに抜ける空気の流れをコントロールし空力性能を向上した。エクステリアカラーには、新色のソニックグレー・パールなど5色を用意した。
インテリアデザインは、ドライバーの気持ちを高めるような赤いシートとフロアカーペットを採用。一方、インテリアパネル周りは運転に集中できるようブラックを基調にしたという。
フロントシートは、サーキットでの限界走行時にも対応可能な多面体の3D形状で身体をサポートする他、背中、腰回りの通気性にもこだわった。また、摩擦係数の高いスエード調の表皮を採用し、コーナリングや急な加減速時などの高G状態での身体の滑りを低減する。
メーターのデザインは、通常の表示に加え+Rモードの専用デザインを設定。サーキット走行などでドライバーが必要な情報を瞬間認知できることを重視し、上部にはエンジン回転数や点灯式のレブインジケーター、ギアポジションを、下部にはマルチインフォメーションディスプレーを設置した。その他、TYPE R 専用データロガーアプリ「Honda LogR」を車載ナビに標準装備する。
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