コラム
タイム・マネジメントの本質とは? 自分を導くリーダーシップのこと:マネジメントの真髄(3/3 ページ)
タイム・マネジメントという言葉には、「マネジメント」と入っているため、何かを管理するというイメージがありますが、タイム・マネジメントの本質は、自分自身をどこに導くのか、自分はどのような姿を目指すのかという、リーダーシップと言っても過言ではありません。
この領域の活動に時間をかけることができれば、将来像が明確になり、ビジョンの実現に向けたマイルストーンも見えやすくなります。また、能力開発や準備・計画に関するタスクも多いため、成長や緊急事態を防ぐことにもつながるでしょう。
良いことづくめにも見える「第II領域」の活動ですが、現実は簡単ではありません。こうした活動に関しては、誰も「急げ!」と言いませんから、実行するにあたって、十分な準備と決意が必要となります。
さらに、周囲では緊急事態ばかり起きている中で、「私は自分の第II領域活動がありますからできません」とは言いづらいものです。実際には、「第I領域」の活動をこなしながら、「第II領域」の活動を着実にこなすビジネス・スキルが求められます。
まずは、活動全体の10%を「第II領域」の活動に充てられるように、1週間単位での計画を立てることから始めてみましょう。(フランクリン・ プランナー)
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