ファミマ、8月2日から「お値段そのまま!! 40%増量作戦」実施 最も盛り上がるキャンペーンに期待:もうかるのか?(2/2 ページ)
ファミリーマートは8月2〜22日、全国のファミマ店舗で「お値段そのまま!! 40%増量作戦」を開催する。昨年に引き続き、同様のキャンペーンを実施する。最も支持されたキャンペーンでさらなる売り上げ増を狙う。
最も支持されたキャンペーン
なぜ、ファミマは昨年に引き続き40%増量キャンペーンを実施するのか。
マーケティング担当者は「数あるキャンペーンの中で最も好調だった」と説明する。昨年のキャンペーン期間中における売り上げは、通常時と比較すると、サンドイッチが約280%、フライヤーが約220%、菓子が約270%、総菜が約290%という結果に。多くのカテゴリーで2倍以上の売り上げ増を達成したという。
さらに、キャンペーン商品はSNSでも大きな話題になった。実際に、通常商品と、40%増量商品を比べるような投稿などがあったという。
今回、40%増量の対象となった商品は、いずれも普段から利用者に支持されている定番商品だ。キャンペーンを機に、これらの商品を実際に試してもらい、今後の購入につなげたい考えだ。
また、取りそろえる商品がデザート、お菓子、総菜、おむすびなどと幅広くなっているのは、どのカテゴリーの客層にも対応する狙いがある。例えば、デザートやお菓子は女性、総菜はやや年齢が高めの層、といった具合だ。
キャンペーン全体としてのターゲットは、メインが20〜40代男性、サブが20〜30代女性だという。前者は、昨年のキャンペーンで特に効果が高かった層だ。また、後者は昨年度のプロモーションがきっかけで商品を購入をする割合が高かったという。
同社は、目標となる売り上げを、前年のキャンペーン時と比較して110%以上とした。同じ値段で40%増量というお得さを追求することで、売り上げ増を達成できるか。
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