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「かかとが踏める革靴」作業着スーツのWWSが発表 業界の“あり得ない”を変える特徴とは?ボーダレス本革シューズ(3/3 ページ)

作業着スーツ「WWS」を企画・販売するオアシスライフスタイルグループがアシックス商事が展開する「テクシーリュクス」と共同開発した“かかとが踏める「ボーダレス本革シューズ」を発表した。

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踏むときも歩くときも「違和感がない」

 「かかとを踏んだ時に、中途半端に曲がったり革が余ってたわんだりすると、かかとの位置がずれ、足に違和感が生じます。そこで、踏んでもかかとがフィットするよう、部材の厚みやデザインの切り返し位置を調整しました。また、かかとを踏んだ時に靴の側面がくるぶしにあたらないよう側面の高さなどにもこだわっています。

 一方、歩行時はかかと部が柔らかいとホールドできず、靴が抜けてしまう可能性があります。それを防止するため内側には不織布を配し、滑り止めとしています。また、足の先端に比べてかかとは大半の人が同じ形状をしているので、何度も試し履きをしてずれにくい構造を構築しました」(荒巻氏)

スーツに見える作業着
内側には滑り止めを施した
スーツに見える作業着
かかと部にこだわり

 価格は1万4080円に設定。色はブラックとブラウンの2色を用意した。オアシスライフスタイルグループでは、ラインアップの拡充も視野に入れている。関谷社長は「将来的には10億円近い売り上げを目指したい」と意気込んだ。

 「スーツに見える作業着」という今までにないジャンルを確立した同社。今度は「かかとが踏める革靴」で新たな市場を生み出せるか。

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