インタビュー
「かかとが踏める革靴」作業着スーツのWWSが発表 業界の“あり得ない”を変える特徴とは?:ボーダレス本革シューズ(3/3 ページ)
作業着スーツ「WWS」を企画・販売するオアシスライフスタイルグループがアシックス商事が展開する「テクシーリュクス」と共同開発した“かかとが踏める「ボーダレス本革シューズ」を発表した。
踏むときも歩くときも「違和感がない」
「かかとを踏んだ時に、中途半端に曲がったり革が余ってたわんだりすると、かかとの位置がずれ、足に違和感が生じます。そこで、踏んでもかかとがフィットするよう、部材の厚みやデザインの切り返し位置を調整しました。また、かかとを踏んだ時に靴の側面がくるぶしにあたらないよう側面の高さなどにもこだわっています。
一方、歩行時はかかと部が柔らかいとホールドできず、靴が抜けてしまう可能性があります。それを防止するため内側には不織布を配し、滑り止めとしています。また、足の先端に比べてかかとは大半の人が同じ形状をしているので、何度も試し履きをしてずれにくい構造を構築しました」(荒巻氏)
価格は1万4080円に設定。色はブラックとブラウンの2色を用意した。オアシスライフスタイルグループでは、ラインアップの拡充も視野に入れている。関谷社長は「将来的には10億円近い売り上げを目指したい」と意気込んだ。
「スーツに見える作業着」という今までにないジャンルを確立した同社。今度は「かかとが踏める革靴」で新たな市場を生み出せるか。
関連記事
- スーツに見える作業着の次は“ゴルフウェア” WWSが人気高まるゴルフ市場に新提案
作業着スーツ発祥の「WWS(ダブリューダブリューエス)」が、本間ゴルフとコラボレーションし、新たに「スーツに見えるゴルフウェア」の販売を開始した。 - ワークマン、ゴルフウェア第2弾発表 初回は「予想を上回る販売状況」
ワークマンが5月に発売した「ゴルフ向けウェア」が好調だ。「予想をはるかに上回る販売状況」(同社)だといい、予定を前倒しし、第2弾となるウェアを7月初旬に発売する。 - しまむら、ゴルフウェア第2弾を発売 特徴は?
「ファッションセンターしまむら」を展開するしまむらが、第2弾となるゴルフウェアの販売を開始している。 - ワークマン、一般客特化の“ファン付きウェア”続々投入 特徴は?
ワークマンが、夏の看板製品である「ファン付きウェア」シリーズに4アイテムを追加し、販売数量を2021年の70万点(ファンやバッテリーの別売品を含む)から117万点に拡大し展開している。 - AOKIのパジャマシューズが好調! 日本人の「やりがちな行為」に着目した開発秘話
AOKIが3月に発売した「パジャマシューズ」が好調だ。履き心地や見た目にこだわったビジネスシューズは靴専門店でも購入できるはずだが、違いは何なのか。担当者に聞いたところ……。 - SUV専用タイヤが靴底に 洋服の青山とブリヂストンが作った革靴は何が違うのか
青山商事が、ソールにSUV用タイヤのトレッドパターンを採用した革靴を発売している。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.